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【仕事の悩み】「職場で自分の意見を言えない」「周囲が自分の意見を聞いてくれない」そんなときどうする?

takemiyuki20@gmail.com

「自分の意見をしっかり伝えることが大切!」
「積極的に発言しよう!」

仕事職場でこのようなことをよく聞きますが、なかなか自分の意見を言えないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

仕事は1人ではうまくいきません。
関係する人と協働しながら行うものなので、各々が考えを表に出しやすい環境の方が、業務の円滑な進行や、互いの成長にもつながります。

しかし、意見を言うのが苦手な人や、周りの目を気にして発言をためらってしまう人も少なくありません

ここでは、職場で自分の意見を言えない原因と、自分の意見を少しずつでも伝えていくためのアプローチについて紹介していきます。

職場で意見を言うことのメリット

はじめに、職場で意見を言うことのメリットを紹介していきます!

自分の考えを伝えることは、職場での信頼関係を築き、仕事をスムーズに進めるために重要です。

意見を共有することで、お互いの価値観を理解しやすくなり、コミュニケーションがスムーズになります。

これにより、メンバーとの協働がしやすくなり、よりよい雰囲気が生まれます。
「仕事が楽しい」「この人たちと一緒に働きたい」という感情も湧いてきます。

また、意見を言うことには、自分の考えを整理して、それを表現するスキルを磨くという大きなメリットがあります。

たくさん考えることがあると、思考がまとまらずモヤモヤすることもあるかと思います。

そんなときに、自分の意見を積極的に口に出すことで、自分の頭の中で曖昧だった考えが明確になっていくことも多いのです。

私は、口に出すことで思考を整理する方法をよく使っています。
友人に何でもない話を聞いてもらったり、先輩にカジュアルな相談をしたりしています!

このように、自分の意見を伝えることは、仕事をスムーズに進めるのはもちろん、信頼関係の構築、自分の頭の中の整理など多くの面でプラスの効果があるのです!

自分の意見を言えない原因

まず、自分の意見を言えない原因を理解することが大切です。
いくつかの理由を挙げますので、自分に照らし合わせながら読み進めていってください。

自信のなさ

自信がないと、自分の意見を出すことに不安を感じるでしょう。
自信のなさは、自分自身に対してもそうですし、発言するものごとへの自信のなさも含まれます。

自信がないことについては、あまり口に出したくないですし、話すときも緊張してうまく話せなくなります。
私もそうなので、よく分かります。

自分の考えが正しいかどうか確信が持てなかったり、他の人の意見のほうが参考になるのではと感じたりすると「自分が場に意見を出さなくても……」と思ってしまうことも多いでしょう。

加えて、意見に対して反対されたり、誤解を招いた経験があると、意見を出すことへの心理的なハードルが上がってしまいますよね。

ですが、自分の考えは、言葉にしてはじめて他者に伝わるため、不安を乗り越えて声を出すことは非常に大切です。

発言する経験を重ねることで、自信は徐々に育っていくでしょう。

周りの目を気にする

「周りの目を気にする」という心理は、職場で意見を言えない原因の1つです。

自分の発言に対して周囲がどのように反応するかが気になり、
「否定されたらどうしよう」
「自分の評価が下がってしまうかも」

という不安が、意見を出す大きなハードルとして立ちはだかります。

特に、自分の上司や同僚が厳しくジャッジするタイプだと、より一層、発言を控えがちになります。

ですが、周りの目を気にしすぎると、自分の意見が埋もれてしまい、どんどん強い意見の人にのまれてしまいます。

周囲の評価に囚われすぎず、小さなことからでも自分の考えや思いを出していくことが重要です。

意見を言うタイミングがわからない

意見を言うタイミングが難しいと感じる場合も多いです。

会議の場で、上司や先輩方が多いときは特に、自分の意見を言うべきタイミングがつかみにくいです。

周囲が話し終わるのを待っているうちに、自分の考えを言いそびれてしまうことも起こりやすいです。

状況を観察しているうちに話題が変わったり、結論が出されてしまい、意見を言う機会を逃してしまうのです。

こうした状況でもうまく立ち回るためには、準備しておくことも有効です。

たとえば、会議前に伝えたい内容をメモしておき、タイミングを狙ってすぐに話せるようにしたり。
会議の場で「少しお時間をいただけますか」と事前に声をかけることで、意見を言いやすい流れを作ることもできるでしょう。

また、オンライン会議の場合、チャットで考えを差し込んでから、口頭で補足する方法もあります。

適切なタイミングを見つける力も、経験と練習でついていくものです。

意見を言えるようになるための方法

次に、職場で自分の意見を少しずつ言えるようになるための方法を紹介していきます。

小さな意見出しから始める

職場で自分の意見を言うことに慣れていない場合、いきなり大きな提案は難しいかもしれません。

そんなときは、まずは小さなコメントや質問から始めるのが効果的です。

たとえば私は「この資料は分かりやすく参考になりました」のような仕事の中で助かったことや、素敵な仕事に対しての感想を御礼とともに伝えいています。

また「この部分について、もう少し伺ってもよろしいですか?」という質問も、会話の延長でしてみるのもおすすめです。

既に行われている会話に少し加えるため、ハードルが低いですし、会話が深まり、自分が期待する以上の情報を聞ける可能性も高いです。

小さなコメントや質問でも「自分から発言する」ということ自体が練習にもなり、次第に自分の考えを伝えることが自然になっていきます。

初めは小さな一歩ですが、こうした積極的な姿勢が、やがて大きな提案にもつながっていくのです。

事前に自分の意見をまとめておく

自分の意見を言うことに自信がない場合、あらかじめ話す内容を整理しておくと安心です。

私が仕事を始めたばかりのときは、常に「これだけは話したい」という内容を事前準備していました。

会議やミーティングの前に自分の考えや提案をメモにまとめておけば、発言するときに焦らずにすみます。

最初のうちは、メモを見ながら伝えるのもありです!
私は先輩に「自分の考えをメモしてきたので、見ながら話してもいいですか?」と伝え、メモを見せながらコミュニケーションしたこともあります。

準備があると、「何を言うべきか」「どう伝えればよいか」という不安が軽減され、自分の意見をしっかり伝えることができます。

事前に意見をまとめておく習慣をつけると、いざ発言する場面でも自信を持って話せるようになり、意見交換の場での積極性が増していくでしょう。

ポジティブなフィードバックを期待せず、自分の成長にフォーカスする

意見を言うとき、周囲からの反応が気になってしまうのは自然なことです。

ですが、最初から周囲から評価される意見を言える人など多くはありません。

まずは「自分の成長」にフォーカスして、「意見を言えた」ということ自体も「すごい!」「OK!」「頑張った!」と捉えることが大切です。

最初から周囲の反応に期待をすると、意見が受け入れられなかったときに落ち込みやすくなります。

そのため、フィードバックがどうであれ、自分が意見を伝えられたという経験をポジティブに受け止めていくのです。

私も最初のうちは言語化が得意ではなく周囲から「もう少し具体的に教えて」「ちょっと〇〇の部分が分からないかも」とコメントいただくことが多かったです。

ですが、発言するたびに、伝え方のポイントが分かってくるようになっていきました。

積み重ねることで大きな成長ができたと実感しています!

上司や先輩に自己開示&相談する

職場での意見の伝え方に不安がある場合、信頼できる上司や先輩に本音を伝え、相談するのもよいでしょう。

「どのように発言すればよいか分からない」
「意見を伝えるときのアドバイスが欲しい」

という素直な悩みを伝えることで、経験豊富な先輩からアドバイスやサポートをいただけることも多いです。

ただし、上司や先輩も忙しい人が多いので、自分で考えたプロセスも持っていき、それに対して意見をもらうことが重要です!

変に強がらず、自分1人で抱え込まずに、身近な人のサポートを受けることも、意見を言うスキルを身につけるための一歩です。

かに
かに

職場で意見を言うのは簡単なことではありませんが、少しずつでも口に出す練習を積み重ねることで、意見を伝えやすくなります!

私も最初はすごく緊張して、常にヒヤヒヤしていました。

ですが、少しずつでも繰り返すことで言いやすくもなりますし、自分の意見を持てるきっかけにもつながってきます。

トライしていきましょう!!

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ABOUT ME
かに
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一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ
“3か月でごきげんに働くわたしになれる”
がんばりやさんがごきげんに働く道のりを紹介する
「かにちゃんのごきげんジョブチャンネル」を運営

【経歴】
・人事系研究員(専門:20~30代の職場活躍・職場コミュニケーション実践)
・大手転職エージェント(企業向け採用コンサルティング・求職者向け転職アドバイス)
・個人向けコーチング・カウンセリングの提供

美味しいごはんと温泉が好き
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