「仕事に感情の浮き沈みを持ち込みたくない!」ー自分をコントロールする【セルフマネジメント】とは?
仕事をする上で、感情の波が激しくてつらいです。
感情を自分でコントロールするにはどうしたらいいですか?
よくわかります!波が激しいとしんどいですよね。
今回は、感情の波が激しい人の特徴を上げたうえで、自分をコントロールする【セルフマネジメント】の方法を紹介していきます!
感情の波が激しい人の特徴
感情の波が激しい人は、どのような特徴があるでしょうか?
感情の波が激しいということは、「情熱的に心を動かせる才能」と言い換えることも出来ます。
そのため、感情自体を「ダメだから抑制する!」という思考ではなく、「どうしたら生かしていけるかな?」という思考で読み進めていただければ幸いです!
自分の特徴を理解し、感情の手綱を握れば、うまくプラスに生かし切ることができます。
感情の変化が頻繁
感情の波が激しい人の特徴のひとつに、感受性が高く、周囲の状況や周囲の人の感情に影響を受けやすい性質があります。
あらゆる変化から影響を受けやすいので、感情が変わることが多く、喜びから悲しみ、怒りへと変わっていく可能性があります。
小さな変化や周囲の人の心の動きに、気づき、感じられる素敵な性質である一方、変わりゆく感情をストレスに感じる場合もあります。
感情を強く受け取る
出来事に、喜びや悲しみ、怒りなどの感情を強く感じる傾向があります。
感情をどのくらい感じるのは、人によって度合いが異なってきます。
感情をあまり感じない人からすると、感じる人の反応が大きいと受け取られる可能性もあります。
何が適切か否かではなく、それぞれの感じ方が異なるだけです。
自己評価が移り変わりやすい
感情の波が激しい人の特徴として、自己評価が安定せず、自信がある時とない時の差が激しい場合もあります。
この背景が強い場合は、自分を客観的に見ることがまだ出来ていないだけで、適切に自己理解を深めれば安定してきます。
自己理解が出来ず、軸が定まっていないと、他者との比較や他者から受けた評価に流されてしまうのです。
ストレスを受けやすい
感情の波が激しい人は、ストレスを感じやすく、特に、ストレスフルな状況では、感情の波が激しくなる可能性があります。
ストレスをある一定の量を受けることは、人の成長にもつながり、よい刺激となります。
しかし、度を越えると心身に悪影響をもたらしてしまいます。
ストレスセンサーが敏感ということは、心身の負担が大きくなる前に「ここは危険だよ!」というアラートを鳴らして、知らせてくれていると言い換えることも出来ます。
その点、非常に有効なのですが、仕事を進める上では一定のストレスを超えて成長していくシーンも多々あります。
もし、ストレス耐性が弱いため、成長環境に身を置けない場合、自分のストレスに対する体制を強化していく必要もあるでしょう。
かにも感情の動きは激しいです!
感情がマイナスに出てしまったときの処理の大変さと言ったら…(涙)
適切にコントロール方法を覚えて、感情をプラスに生かしていきましょうね!
感情と理性を上手く使い分けるということ
心理学者ジョナサン・ハイトは、感情と理性を、象と象使いに比喩をして説明しています。
イメージが付きやすいので少し解説しますね!
まず、こんな経験ありませんか?
ダイエットしようとしてたのに、おいしそうなケーキがラスト1個で売っていた!
迷ったけど、最後の1個だったし、運命だと思って買っちゃった!
別にダイエットは明日からスタートでも問題ないよね…?
人間の感情は強いものです。
「ダイエットする!」という意志を強く持っていると思っても、おいしそうなケーキを見て「食べたい!」という感情が湧くと、そちらに流れてしまうことが多いのです。
心理学者ジョナサン・ハイトは、「感情は、象。意志は、象の背中に乗った象使い」だと表現しました。
理性は、感情にパワーでは勝てませんが、感情を上手く使いこなす可能性を持っています。
象(感情)のかじ取りをして、象(感情)の動き方をコントロールすることができるのです。
象(感情)のかじ取りが出来るようになるため、以降でセルフマネジメントの考え方をお伝えしていきます。
「セルフマネジメント」ってどんなことをすればいい?
では、セルフマネジメントって、具体的にどんなことをすればいいのか、ということを紹介していきます。
いくつか紹介しますので、自分の関心によってできるところからトライしてみてくださいね!
自分の心身を整える
最も大切な資本である、自分の心身を整えることがまず重要です!
基盤が整っていれば、ある程度の刺激にも耐えることができます。
規則正しい生活習慣(睡眠、食事、運動)を徐々にでもよいので整えていきましょう。
そして、リラックスの時間もとり、心も休めます。
プライベートも含めたトータル管理
仕事が忙しいと、仕事のことでいっぱいになってしまうこともありますが、プライベートも含めた自分を取り巻く環境をトータル的に見ていくことが重要です。
自分がどのくらいの時間やパワーを何に使うのかを俯瞰して検討してみるのもおすすめです。
「直近は、この配分」、「数か月後は、この配分」と短期・中期・長期で考えてみるのもよいでしょう。
「仕事のことが頭から離れない」というお悩みの方は、こちらもおすすめです。
ストレスへの対応力を高める
ストレス対策の一つとして、レジリエンスを高めていくことがあります。
レジリエンスが高い人は、ストレスの影響を受けにくく、精神的な健康を維持しやすい傾向があります。
レジリエンスを高めていくには、心身のバランスを整えながら、人間関係の基盤を強化していくことをコツコツ行っていきます。
そして、ものごとの捉え方を柔軟に持ち、プラスの側面を見られるように練習したりなど、日々の意識の積み重ねが重要です!
また、自分のストレスの管理方法を用意しておくことも大切です。
例えば…
- リラクゼーション: 深呼吸、瞑想、ヨガなどのリラクゼーションを取り入れて、ストレスを軽減します。
- 定期的な運動: 体を動かすことで、ストレスを解消します。
自分を振り返り、知っていく
定期的に自分を振り返り、行動はどうだったのかや、そのときにどんな気持ちだったのかを整理していきます。
これにより、自分を知ることができ、自分がどんなときにどんな反応をするかの予想がつきやすくなります。
また、自分だけで振り返りを行うだけではなく、周囲の人からのフィードバックをもらうのもよいでしょう。
自分では気づけなかったことに気づける可能性も高いです!
短期と長期のキャリアを見る
「今」に目が向きがちですが、短期的視点と長期的視点をどちらも見た中で、自分の動き方を決めていくことが大切です。
長期から見れば、今起きている問題など特に大きな問題にはならないと感じることもあるでしょう。
そちらの視点も持つことで、本当に大切なことに気づくことが出来ます。
変化を柔軟に受け止めていく
変化の激しい時代、周囲の環境もどんどん変化していきます。
また、様々な人と接することもあるでしょう。
柔軟に変化を受け止めていく意識がますます大切になってきます。
自分の大切にする信念はまげずとも、それ以外は柔軟に変えてもよしとする気持ちも持ち合わせると動きやすくなります!