1on1コーチングで失敗したくないー初心者が陥りがちな失敗とその対処法
「1on1コーチングを活用したい」「さっそく後輩にコーチングをすることになったので、上手くやりたい」…でも大きな失敗はしたくない!
そのような方におすすめです。
今回は、いざコーチングを実践しようと思ったとき、起こりがちな失敗を具体的にあげて、それに対する対処法を紹介していきます!
すこしでも、コーチング実践がスムーズに進むために、是非参考にしてくださるとうれしいです。
よかれとおもってアドバイスを与えること
コーチングをしようと思っているとき、アドバイスをしすぎてしまうと逆効果に働くケースがほとんどです。
※アドバイスが必要な場面は多くありますが、今回は「コーチングをする」という状況を想定しています。
あくまで、コーチングの場は、相手のための場です。
そのような場で、コーチがアドバイスを渡しすぎてしまうと、相手の考える機会を奪うことに繋がったり、関係性悪化の種になったりすることもあります。
アドバイスがマイナス方向に働いてしまう理由を紹介します。
- 相手の考える機会を奪ってしまう可能性: よかれと思ってアドバイスを与えることは、相手が自分の解決策やアイデアを見つけるチャンスを奪ってしまう可能性があります。相手が自分で考え、行動することで、意味のある成長が生まれることがあります。
- 相手の抵抗を引き起こす可能性: 一方的なアドバイスは、相手の抵抗や反発の感情を感じさせてしまう可能性があります。問いや共感を通じて、まずは相手の価値観を受け止める姿勢を示すことが大切です。
- 信頼関係を損なう可能性: 相手が自分に自信を持てなくさせる可能性があります。そうなると、どんどん内に閉じてしまい、相手が自分の意見や感情を出さなくなる可能性があります。まずは話しやすい場をつくることを心がけましょう。
評価やジャッジをすること
どうしても人は自分の価値基準で、相手を見てしまいます。
人によって、経験が違い、そこから生まれた大切にすることが違うので当然のことです。
ただし、コーチングの場では、自分基準をいったん取っ払ってできるだけフラットな視点で相手を見ることが重要です。
かにもここは一番苦労しました。
自分の価値基準があることをまずは知り、自分のものさしが出てきたときに「あぁ、それは自分のものさしだよね」といち早く気づけるかがまず大切です。
気づけたら自分で修正できるからです。
ジャッジされると、コミュニケーションがとまってしまうことがあります。
「もし自分がジャッジされたら?」と想像してみてください。
「どうせ、やる気がないんだ」「任せても失敗する」「待っていても、何も出てこない」…想像しただけで、テンションが下がりませんか?
ここまではっきりとしたマイナス表現ではなくても、気づかないうちにジャッジしている可能性があるので、意識しておくことが大切です。
怒りや不安をむき出しにしてしまうこと
特に、価値観の違う人と話をしていると、怒りや不安感情がおこることもあります。
コーチングの場では、感情の調節は非常に大切です。
相手が、コーチの強い怒りや不安感情を察知してしまうと、警戒して、本音を出せなくなります。
できるだけ冷静さを保ち、コーチングの場を客観的にみる自分もしっかり準備しておきます。
もし、感情的な反応が起きてしまったときは、一時的にセッションを中断するのもおすすめです。
人間なので感情が出てくることは当たり前です。
不安な方は、リスクがある感情が出たとき、どうふるまえばいいかの事前対策を考えておいた方が安心かと思います。
最初からすべてがうまくいくことはありません。
何度も何度も繰り返していくうちに慣れていくものです。
取り返しのつかない失敗だけはしない、あとは自由にやってみる精神で、ぜひトライしてみてください!