【聴く力】聴く力を高め、コミュニケーションをスムーズにしていくには?
コミュニケーションで相手のことを理解することがなかなかできません。
しっかり聴くコツを教えていただきたいです。
コミュニケーションで聴く力は非常に大切です!
今回は聴く力を高め、実践する方法を紹介していきますね。
コミュニケーションでは「聴く力」が非常に大切です!
聴く力とは何かを考えつつ、聴く力のメリットや磨くための方法を見ていきましょう。
聴く力とは?
聴く力とは、相手が発している言葉はもちろん、表情や声のトーンなど、相手の表現することを全体的にくみ取って、理解を深めていくことです。
「聴く」ということは、受動的ではなく、能動的なコミュニケーションのスキルです。
相手の話に対して積極的に耳を傾け、言葉の背後にある意味や感情を理解しようとすることが重要です。
聴く力を磨くメリット
では、聴く力を高めると、どのようなメリットがあるでしょうか?
コミュニケーションによって仕事が円滑に進む
職場では多様な方々とのコミュニケーションが不可欠です。
聴く力が高いと、相互理解が深まりやすく、メンバー間の信頼関係が築かれるため、チーム内での協力や情報共有がスムーズに行われます。
助けが欲しいときにすぐに声をかけられたり、お互いの得意なところを伸ばすような役割分担がスムーズに出来たりしますね。
心地よく働けます!
信頼が深まる
聴く力で、相手が発する言葉の表面にとどまらず、真意を理解することができます。
すると、さらなる理解を深めることにつながり、お互いの信頼関係はどんどん強化されます。
本音が言える関係になると、ネガティブフィードバックや改善要望などの言いにくいことが言いやすくなります。
(受け取る側も「信頼する●●さんが言うんだったら聞こう」という発想になることが多いです)
また、社内のメンバーだけではなく、お客様からの要望やフィードバックを正確に把握し、適切に対応することができます。
真意をくみ取った対応に、顧客満足度が向上し、「●●さんに仕事をお願いしたい」と指名で頼られることも増えていくでしょう。
長期的なビジネス関係の構築にもつながります。
スムーズに問題解決ができる
聴く力が高いと、情報を正確に理解することが出来ます。
誤解や勝手な解釈を防ぐことにつながり、失敗やミスを減らせるでしょう。
また、お客様やチームメンバーが感じている問題点を正しく吸い上げることも出来るため、本質的な課題に気づくことも出来ます。
情報収集能力が高いと、効果的な問題解決策に辿り着ける角度が上がります。
イノベーションが生まれやすい
聴く力が高い環境では、異なる意見やアイデアが尊重され、相互交流が活発に行われます。
このような環境では、次から次へと意見が出てくるので、新しいアイデアやイノベーションが生まれやすくなります。
「いいね!」「あ、こういうのはどう?」「もっとこうしてみたら面白いんじゃない?」「それも素敵!」などと、お互いの話を聴いたうえで、着想して、また新しい意見を場に出して…というように好循環のスパイラルが生まれます。
ストレスが減り、職場の雰囲気もより良くなる
聴く力が高い環境では、お互いに意見を尊重しあえるようになるため、各々のストレスが軽減し、職場の雰囲気がより良いものになっていきます。
また、相互理解が深まることで、コミュニケーションの誤解が減り、人間関係もやりやすくなるでしょう。
聴く力を磨くための方法
では、聴く力を高めるためには、どのようなことをしていけばよいでしょうか。
いくつか方法を紹介しますので、「自分はここが足りていないかな?」と思うところを意識してトライしてみてください!
相手の話に耳を傾ける
相手の話を聴いているとき、どんなことを考えていますか?
相手の話を聴いているとき、話を聴くことに集中できている人は案外少ないのです。
例えば…
「うん、うん(相手の話に相槌)」
「なんか、お腹すいてきたな~…(頭の中)」
このようなことありませんか?
相手の話を耳に入れながらも、他のことがポッと頭に浮かんでそれを考えてしまう、なんてことが。
私もあります。
集中して「聴く」のは、体力がいるなといつも思っています。
「聴く」ときには、聴くモードに入り、「相手の話を聴く!」と決めて、積極的な姿勢で臨むことが最重要です。
相手の立場を想像する
人はそれぞれ異なる価値観を持っています。
その前提を忘れ、自分基準で相手の話を耳に入れてしまうと、間違って解釈をしてしまう可能性があります。
そのため、自分のものの見方は横に置き、相手の立場や感情を理解することを意識して話を聴いていきましょう。
相手の話の真意がつかめない場合、「どうしてそう思ったの?」と問いかけてみてください!
話を聴ける心の余裕を保つ
聴く力を高めていくためには、自分自身も集中して相手の話を聴けるだけの余裕を持つ必要があります。
例えば下記のようなことがあげられます。
- マインドフルネス: 自分自身の感情やバイアスに気づき、マインドフルでいることが大切です。自分の感情や想像を横に置き、客観的なスタンスを保ちます。
- 相手を待つ忍耐力: すぐに言葉が出てくる人ばかりではありません。相手の話に対して焦らず、じっくりと向き合いましょう。また、相手が話を終えるまで待つことも大切です。
非常に難しいことでもあります。
ですが、心を整えていくことは、自分自身の人生自体をより豊かなものにすることにもつながる根本です。
少しずつでも、一緒にトライしていきましょう。
相手に関心を持ってみる
「業務だから」という理由で相手との対話を進めていくことももちろんあります。
それでOKだと思っています。
もしそのような方でも、ときに、 意図的にでも相手に関心を持って話を聴いてみると、見え方が変わるかもしれないので、やってみていただきたいです。
相手の話に対して「どうしてそう思うのだろう?」「この発想は何がきっかけで湧いたのだろう?」「今どんな気持ちでいるのかな?」などと考えを巡らせて、ぜひ問いかけてください。
予想外な答えが返ってくることも多く、相手との対話自体に面白みを感じられる場合も多いです。
さらに、相手の深い理解にもつながり、一石二鳥です。
理解できているか確認しながら進める
相手の話を聴いたあとに、整理し、要約し相手にきくことで、自分自身の解釈が合っているかを確認できます。
「分かった気になる」というのが一番怖いです。
相手の真意を聴くことがポイント!
少し時間がかかっても、丁寧に進めていくことをおすすめします。
何度も繰り返し練習する
聴く力は一度やったからといってすぐに身につくものではありません。
練習によって少しずつコツをつかめるようになってきます。
日常のコミュニケーションや会話で意識的にトライしていきましょう!
ずっと「聴く」をしていると、あまりにも疲れてしまうので、時間やタイミングを決めてトライしてみるのがおすすめです。
かにも、頑張りますっ!一緒にやっていきましょう!