【自分を知る】仕事に自分を最大限生かす方法とは?
自分のなりたい姿に対して何をすればよいかは、何となくイメージできています。
でも大変そうだな…うまくできるかな…と不安です。
仕事でのトライを成功に導くポイントはありますか?
ステップ1で「現状」と「なりたい姿」を比較して、具体的に何をすればなりたい姿に近づけるかを考えてきました。
*まだの場合はぜひステップ1をご覧ください。
ステップ2では、実際に行動していくうえで、仕事でのトライを成功に導くポイントを紹介していきますね。
仕事でのトライを成功に導くポイント
人の行動の背景には、上記のような背景があります。
行動は、人の気質や捉え方に大きな影響を受けるのです。
仕事でのトライ(行動)を成功に導くためには
土台となる自分の「気質」はどのようなものか
どのような「捉え方」をしているのか
に注目していくことが非常に大切です。
その理由を上の図をもとに解説していきますね!
人には変えられる部分と変えられない部分がある
人には、変えられる部分と変えられない(変えたとしてもかなり時間とパワーがかかる)部分があります。
捉え方・姿勢(ものごとをどう捉えて、どのような姿勢で向き合うか)や、行動は自分の努力次第で変えられます。
一方、自分の持つ気質は、生まれつきのものであり、変えることがほぼできないと考えた方がよいでしょう。
隠すことはできますが、とても苦しいです。
- 気質:生まれたときからそれぞれに持つ心理的な特徴。たとえば「活発・温和」「おおらか・こまやか」「頑固・飽きっぽい」など
- 捉え方・姿勢:ものごとをどう捉えて、どのような姿勢で向き合うか。
- 行動:周囲からも分かる動き・反応。
人には変えられる部分と変えられない部分がある。
であれば、それぞれ対応の仕方を変えましょう。
自分の気質は、受け入れ生かすことを考えていく。
行動に大きな影響を与える捉え方・姿勢は、自分のなりたい姿に向けてよりよく変えていけばよいのです。
*捉え方・姿勢については、ステップ3以降で行動と合わせて紹介していきます!
適切な対応をしていくことで、仕事でのトライもスイスイうまくいくようになります!
変えられない部分をよい意味で諦められると、自分を否定することなく逆に生かす姿勢になれて精神的にも楽です!
自分の本来持つ力を引き出すことにもつながり、ごきげんにトライできるでしょう。
自分の気質を知る方法
自分の気質を知り、生かし方を考えていきましょう。
- 気質自体に良し悪しはない:どんな気質もプラス・マイナスは表裏一体
- ありのままを生かす姿勢:自分の気質を否定せずに生かすことを考える。生かし方次第で最強の武器になる
自分の気質を知るのにはたくさんの診断方法がありますが、簡単にイメージがつかめる4つのタイプを紹介します。
自分の気質だと仕事の場面でどんなことが起きそうかをイメージしながら読んでいってくださいね。
下記の図を解説していきます!
自分を知るには様々なツールがありますが、今回は分かりやすく特徴が出やすいので、4分類のタイプ分けを使います。
4つのタイプは「自己主張」の強弱と「感情表出」の強弱の2つの観点で分類されます。
*どのタイプが良い悪いや優劣はありません。
*自己判断で大丈夫です。何となく自分はどれかなと、まずは想像してみましょう。
タイプ | 特徴 |
目的達成 指示タイプ | 特徴: 決断力があり、結果重視、行動が迅速 コミュニケーション: 率直で直接的、効率を重視 課題: 他人の意見をあまり聞かないことがある |
楽しさ重視 感覚タイプ | 特徴: 感情豊かで、社交的、創造的 コミュニケーション: 熱意があり、話し好き、ビジョンやアイデアを共有する 課題: 詳細や計画に弱く、話が逸れやすい |
みんな仲良く 協調タイプ | 特徴: 協調的で、温厚、チームプレイヤー コミュニケーション: 人間関係を重視し、聞き上手、支援的 課題: 決断が遅く、対立を避ける傾向がある |
緻密に積上げ 正確タイプ | 特徴: 論理的で、詳細にこだわり、慎重 コミュニケーション: データや事実を重視し、秩序立てて説明する 課題: 決断が遅く、感情的な表現が少ない |
自分の気質を受け入れ生かす
自分の気質を生かすには、まず受け入れることが大切です。
「自分が嫌い」「気質を変えたい」……そう思うこともあるかもしれません。
ですが、自分を受け入れ生かせた先には、自分の気質を愛せ、心から感謝をすることができます。
自分を受容することは、内面的な幸福の基盤なのです。
実は、私はずっと自分のことが嫌いで、気質自体も変えたいと努力していました。
ですがどうしてもできず疲弊してしまったので「自分は自分でしかない」と諦め生かす方向に舵を切りました。
驚いたことに、嫌っていた自分でいた方が、ものごとがスムーズに行きだしたのです。
強みを生かす
自分の得意分野や興味を再確認し、自分の強みを見出していきましょう。
あまり思いつかない場合は、分かりやすく今の業務に当てはめて考えてみるとイメージがつくでしょう。
自分の気質を使って、今の業務をさらによりよくするにはどんな働きかけができますか?
たとえば「活発・温和」の「活発」の気質を持つ人だったら……
- 明るいパワーを生かし、周囲の人にまずは意見を聞いてみよう
- 成功事例をしている人に直接話を聞いてみよう
- さっそくいくつかの改善策を実際にやってみよう
たとえば「活発・温和」の「温和」の気質を持つ人だったら……
- 最近上司が忙しい様子だから、ねぎらいの言葉をかけてみよう
- 関係者を想像して何があればもっとやりやすくなるかを、自分なりに検討してみよう
- 今日の業務をしながら関わっている人に、日頃の感謝を伝えつつ自分の仕事へのフィードバックを確認してみよう
弱みをコントロールする
弱みは直すのではなく、コントロールすればよいのです。
弱みを悪者にせず、受け入れた中でどのような出方にすれば大きな問題にならないかを考えていきましょう!
自分の気質や行動パターンを理解することで、自分の弱みを認識できます。これにより、自分の行動や反応をコントロールしやすくなります。
少しずつ対策を練っていきましょう。
自分の気質を生かす方法
自分の気質を生かしていくには、何度もトライして、習慣に組み込んでいくことが大切です。
3か月間、「やってみて」→「振り返って」→「学びを生かしてまたやってみて」のサイクルを繰り返していきましょう!
下記2つの側面から方法を紹介します。
- 自分自身でやること
- 周囲に働きかけること
自分自身でやること
自分の気質を生かために、自分自身でできることを紹介していきますね!
自己観察と記録
- 日記をつける: 日々の行動や感情、思考を記録することで、自分の行動パターンや反応の傾向を把握します。
- 行動ログの作成: 特定の状況での自分の行動や反応を記録し、パターンを見つけます。例えば、ストレスを感じた時の反応や、成功体験の共有の仕方などを記録します。
内省の時間を持つ
- 瞑想やマインドフルネス: 瞑想やマインドフルネスを実践することで、自分の内面に目を向け、感情や思考の流れを観察します。これにより、自己理解が深まります。
- 定期的な内省: 定期的に静かな時間を作り、最近の経験や感情、行動について振り返ります。何がうまくいったのか、何が課題だったのかを考え、自分の強みと弱みを確認します。
学びと成長
- 読書: パーソナリティや心理学に関する書籍を読むことで、自己理解を深める知識を得られます。
- ワークショップやセミナー: 自己理解や自己成長に関するワークショップやセミナーに参加し、新たな視点や方法を学びます。
コーチング
- カウンセリング: 専門のカウンセラーと対話することで、自分の感情や行動の背景を探ります。カウンセラーは第三者の視点からアドバイスを提供し、自己理解を深める手助けをしてくれます。
- ライフコーチング: ライフコーチと共に自分の目標や価値観を明確にし、それに向かって行動する方法を探ります。コーチングを受けることで、自分の強みや弱みを効果的に活用する方法を学べます。
周囲に働きかけること
自分の気質を生かために、周囲に働きかけることを紹介していきます!
フィードバックをもらいに行く
- 他者からのフィードバック: 信頼できる友人や同僚、家族からフィードバックを求めます。他者の視点から見た自分の行動や反応についての意見を聞くことで、自分自身の理解が深まります。
- 自己評価と比較: 他者からのフィードバックと自己評価を比較し、自分の行動パターンや反応の一致点や相違点を確認します。
フィードバックをもらうメリット
- 自己認識の向上:自分では気づかない強みや弱みを他者からの視点で知ることができます。これにより、自己理解が深まります。また、建設的なフィードバックを受けることで、自分の行動やパフォーマンスを改善するための具体的な方向性が得られます。
- 自分を知ってもらえる:他者が自分の強みや弱みを理解することで、適切なサポートや協力が得られやすくなります。自分をオープンにすることで、他者が自分の意図や動機を理解でき、誤解や不必要な摩擦が減ります。これにより、より円滑なコミュニケーションが可能になります。
- モチベーションの向上:ポジティブなフィードバックは、自信を高め、モチベーションを向上させます。一方、建設的な批判は挑戦する意欲を刺激します。
フィードバックをもらう具体的方法
- 目的を明確にする:具体的にどのようなフィードバックが欲しいのかを明確にします。例えば、プレゼンテーションのスキルについてのフィードバックが欲しいのか、リーダーシップについてのフィードバックが欲しいのかを明示します。
- 適切なタイミングと場所を選ぶ:フィードバックを求めるタイミングや場所は重要です。落ち着いて話ができる場所や、フィードバックを提供する時間的余裕がある時を選びます。
- 具体的に質問をする:漠然と「フィードバックをください」と言うのではなく、具体的な質問をすることで、有益なフィードバックを得やすくなります。例えば、「私のプレゼンテーションで特に改善すべき点は何でしたか?」と尋ねます。
- オープンマインドで受け取る:フィードバックを受け取る際は、防御的にならず、オープンな態度で受け取ります。感情的にならずに、提供されたフィードバックを冷静に分析します。
- 感謝の意を示す:フィードバックを提供してくれた人に対して感謝の気持ちを伝えます。フィードバックを受け入れ、改善に努める姿勢を示すことも重要です。
自分の「トリセツ」を関係者に共有する
トリセツを共有するメリット
- コミュニケーションの向上:自分の好みや嫌いなこと、得意なことや苦手なことを周囲に伝えることで、誤解や摩擦を減らし、円滑なコミュニケーションが図れます。
- 期待値の調整:何を期待しているのか、どういったサポートが必要かを明確にすることで、他者からの期待値を調整し、協力関係を強化します。
- ストレスの軽減:自分のストレスの要因や対処法を共有することで、周囲の人々があなたをサポートしやすくなり、ストレスを軽減できます。
- 効率的な協力:自分の働き方や効果的なコラボレーション方法を伝えることで、チームの生産性や効率を向上させることができます。
トリセツを共有する具体的方法
自分の中で言語化する:自分の「トリセツ」を言語化します。以下の項目を含めるとよいでしょう。
- 性格やスタイル: 自分の性格や働き方のスタイル
- 強みと弱み: 得意なことと苦手なこと
- コミュニケーションの好み: 好きなコミュニケーション方法(例:メール、対面、チャット)
- ストレス要因と対処法: ストレスを感じる状況とその対処法
- 期待するサポート: 他者から期待するサポートや協力
共有していく:ミーティングの場を利用して、自分の「トリセツ」を共有します。
感想を聞いたり、相手のトリセツも聞いてみるとよいでしょう!
次のステップ「ミスを減らす」を見ていきましょう!
下記をクリックして進んでくださいね。