【自己肯定感を上げる成功体験】THE理想主義の私が変われたきっかけ。人に頼っていい、それが当たり前!
「自分への理想が高くて、なかなか自分を肯定できない……」
など、理想が高すぎる問題へのお悩みをよく聞きます。
昔の私は、かなりの理想主義で、自分の理想で自分を苦しめているような状態でした。
今も自分が思い描く理想と現実とのギャップを感じるときもたまにありますが、そんな自分との付き合い方を知っているので苦しむことはなくなりました。
むしろ、自分の特徴を活かせていると思います!
自分が理想とする状態をイメージできることは「力」ですが、それが自分を苦しめる要素になってしまうとしんどいですよね。
今回は、私自身の体験談も含め、理想主義で苦しい状態を改善する方法を紹介していきます。
理想主義のプラス面・マイナス面を自覚する
理想主義な自分に苦しんでいるときは、そのマイナス面にばかり目が行ってしまいますが、特徴のプラス面もあります。
私は、まず特徴を整理し、特徴自体をフラットに認識することから始めました。
理想を持てる自分を活かす考え方
理想を持てることは、素敵な一面もあります。
「こんな未来がいいな」と想像することができるということですから。
・自分の好きなことや求めることが分かっている
・それを望む力もある
それは、未来を自らの力で切り開いていくためには大切な要素です。
たとえば、私は
「もっとこんな人になりたい!」
「このプロジェクトをよりよいものにしたい!」
「いつまでに○○を成し遂げたい!」
そんな理想がポンポン浮かんで、そこに向かって頑張れています。
求めるものを描けるので、行動をすることもできるのです。
理想主義が強くなってしまったときのマイナス面
理想主義が強すぎると、いつの間にか
「理想は”絶対に”実現しなければならない!」とか
「これが出来ないなんてあり得ない!」とか
そのようなことを思ってしまうこともあります。
自分の状態を俯瞰して見ることができ、ストップをかけられればいいのですが、昔の私はそれができず、どんどん自分を追い込んでしまいました。
昔は、仕事もプライベートも全部自分なりの理想があって、しかも結構高い理想だったので毎日大忙しでした(笑)
いつも何かを考えていて追われていて、休まらない日々が続いた先に、とうとう壊れてしまったのです。
燃え尽きて、本当に何もやる気が起きなくなっちゃったんですよね。
何をしたらいいかも分からない、頭も働かないんです。
*このような私の状態は「燃え尽き症候群」と言われています。
自分が壊れて、やっと、理想主義に自分が苦しめられているとハッキリしたんです。
ここまでにならないと気が付けませんでした。
理想主義の呪縛を解く方法
では、理想主義で自分を苦しめることなく、むしろ特徴を活かしていくためにはどのようにしていけばよいでしょうか?
長い目で見たときの平均を高める
私が理想主義によって自分を追い込んでいることに気が付けなかったのは、こんな考え方を持っていたからでした。
「毎日頑張っているのが当たり前」
「120%出来て当たり前」
「前に進んでいないと周りに取り残される」
「自分で何とか出来ないと」
「人に迷惑をかけるとかあり得ない」
今この言葉たちを客観的に見ると、当時の自分は本当に自分に厳しかったなと思います……。
私はあるとき、自分の思考で自分を壊してしまう可能性に気づき、怖くなりました。
自分にストイックなのは、よりよい未来を得ていくために大切です。
でも行き過ぎは、きついですよね。
常に120%を目指して頑張っても、結局続かないのです。
短期ではなく、長い目で見て平均したときに、長期での結果をよりよくしていく。
その方が効果的なことに気づきました。
自分の「べき」「しなければ」を点検し、気づく
自分が持つ思考に気付けていれば、燃え尽きの状態は回避できた可能性が高いと考えています。
昔は気付けなかったので、自分を振り返ることなく、感じたままに突っ走ってしまっていました。
立ち止まることなく進むので、自分を追い込む行為がひどくなってしまっていたんですね。
今は自分を客観的に見て、自分が持っている思考に気付くことが得意になったのです。
「毎日頑張っているのが当たり前」 「120%出来て当たり前」 ……のような考え方をたとえ持ったとしても「それって今の自分に必要?」と立ち止まって思考を調整することもできます。
自分の「べき」「しなければ」などの強いルールが自分の中にあるのか?
たまに問いかけてみると自分を縛るもののに気付くことができるようになっていくのでおすすめです!
さいごに:人はもろく、かわいいものだ
私が燃え尽きた後に、尊敬している大先輩からこんな声をかけていただきました。
「人は意外に脆いよ。そんなにカッコいいものじゃない。
それは、私もあなたも同じ。だから、みんなが協力し合って生きてる。
私がダメダメになってたら、あなたが私を助けてよ。
私が1人で立てるときは、私があなたを支えるからさ。」
笑顔でそんなことを言っていただいたので、気が抜けたのを覚えています。
誰かに助けてもらうことは間違いなくある、それでいいじゃない。助け合っていこうよ。
完璧じゃなくていい。ダメな部分が見えても、可愛いじゃん。
むしろ、抜けているところが人間らしくて可愛い!って素直に感じられるようになりました。
ガチガチの理想主義から燃え尽きての学びたち。
今は、完璧じゃない私を受け入れて素直に「可愛い~」と思えるようになれています。