「上司から怒られてへこむ……」ーネガティブフィードバックの受け取り方・落ち込まない方法
上司からネガティブなフィードバックを受けてへこみます。
自分を否定されたような感覚になってしまい、耐えられません…。
フィードバックを受けるときの心構えはありますか?
それはそうなりますよね。
今回は、自分の心を守るため、フィードバックの受け取り方を紹介していきますね!
この記事を監修した人
名前
かに(一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ)
経歴
“3か月でごきげんに働くわたしになれる”
がんばりやさんがごきげんに働く道のりを紹介する
「かにちゃんのごきげんジョブチャンネル」を運営
・人事系研究員(専門:20~30代の職場活躍・職場コミュニケーション実践)
・大手転職エージェント(企業向け採用コンサルティング・求職者向け転職アドバイス)
・個人向けコーチング・カウンセリングの提供
美味しいごはんと温泉が好き
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フィードバックに落ち込む原因
まず、フィードバックに落ち込む原因を考えていきましょう!
自己評価の低さ
ひとつは、フィードバックを受ける自分の内面に原因があります。
自分に対する評価が低いと、他者からのフィードバック(ネガティブなものは特に)に深く傷ついてしまうことが多いです。
自分自身を否定的に捉える傾向が強い場合、他者の言葉が自分の持つ評価にさらに乗っかかり、自分に対するネガティブな印象を強化してしまいます。
たとえば「自分はダメだ」と感じている人は、些細なフィードバックでも「やっぱりダメなんだ」と思い込んでしまい、深く落ち込むことになります。
自分に対するダメ出しが強い場合、フィードバックを聞けないこともあります。
「分かってるからもうそれ以上言わないで」と拒絶反応が出てしまうのです。
自分に対する高い期待や評価
自分に対して事実よりも高い評価や期待を持つと、フィードバックに対する耐性が弱くなります。
事実よりも自分に対する高い期待や評価を持つ人は、周囲の反応を受け取ろうとしません。
受け取ってしまうと、現実と自分の捉え方のギャップを目の当たりにしてしまうからですね。
他者からのフィードバックが予想外に感じられ、強いショックを受けやすくなるのもありますし、自分のイメージを守ろうとする防御的な反応も強まるでしょう。
フィードバックを受ける際に、自分が思っていたほど優れていないと感じることに対して抵抗感を持ち、否定的な感情が生まれやすくなります。
自分が自分に課した高い期待に応えられないと感じたとき、自分を信じる力が揺らぎ苦しくもなります。
フィードバックを建設的に受け入れる余裕がなくなってしまうのです。
他者の評価を過度に重視
他者の評価や意見を重視しすぎると、他者からのフィードバックを深刻に受け止めやすくなります。
特に、尊敬している人や親しい人からのフィードバックは、大きな影響を与えるでしょう。
たとえば、仕事の同僚や上司の評価が気になるあまり、自分の価値観や目標を見失うことも起きてしまいます。
他者の意見に振り回され、自分の軸が揺らいでしまうのです。
フィードバックを受ける経験不足
フィードバックを受ける経験が不足しているだけの可能性もあります。
経験が少ないと、フィードバックを受けたときにどのように感情をコントロールすればよいか分からず落ち込みやすくなります。
初めての状況や経験に直面する際は、誰しもがうまくいかないものです。
特にネガティブフィードバックを受ける際は、マイナスの強い感情反応を起こす可能性が高いです。
強い反応なので、感情をコントロールする経験やスキルが不足している場合、瞬間的な感情に流されやすくなってしまうでしょう。
フィードバックの受け取り方
では、どうしたらフィードバックに落ち込まないでしょうか。
フィードバックを受けるときの考え方を紹介していきますね!
フィードバックを受ける目的を意識する
そもそも仕事でのフィードバックは、それぞれが持つミッションをスムーズに遂行したり、目標を達成したりするためにされるものです。
フィードバックが、その大目的に紐づいていないと意味がありません。
もらったフィードバックは、一体何をより良くするためのものなのか、自分でも改めてフィードバックを受ける目的を意識していきましょう。
自分の人間性を否定されたように思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、落ち込む前にグッとこらえて、目的に立ち返りましょう。
一つの意見として受け取る
フィードバックをもらったら、もらった瞬間から「絶対に直さなきゃ!」と考えるのではなく、いったん自分の中に「一つの意見」として受け取りましょう。
もちろん、もらったフィードバックは生かしていくべきです。
ですが、”絶対”ではなく、あくまで最終的に決めるのは自分自身なのです。
そう考えると、ネガティブフィードバックをもらったとしても「もう終わった…私はダメなんだ。」と思う必要はないですね。
1つの見方にすぎず、他の見方も含めた中で、フィードバックを解釈することが出来ていきます。
(これは慣れです!!)
ただ、最近フィードバックの貴重性は高まっています。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、先輩・上司がなかなか注意できなくなっている現状が見受けられます。
フィードバックをもらえること自体が限られてくる可能性も十分考えられます。
先輩・上司が直してほしいマナーがあった時に新入社員にした対応、1位は「当たり障りのない言葉で伝えた」(図表4)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000029286.html
ネガティブフィードバックはもらったときは、本当にテンションが下がるのですが、貴重な1つの意見を「何か改善することはあるかな」という前向きな視点で生かしていくことも大切です。
フィードバックを「保留」して持っておく
もし自分が弱ってる時には、フィードバックを受けるけど、それを吟味していくのは後回し(「保留」)でもOKです。
もらったものを捨てるわけではなく、頭の片隅に蓋を閉じてしまっておいて、自分のベースが整ってきたら蓋を開けて内省していけばよいのです。
人生は様々なことが起こります。
メンタルが落ち込んで、どうしようもない時もありますよね。
その状態の時に、また上から負荷をかけると、つぶれてしまうこともあります。
最終的に自分を守れるのは、自分しかいません。
自分の状態をしっかりと見ながら進めましょう。
相手とフィードバックの解釈をすり合わせる
もし相手のフィードバックが理解できない場合、その目的や意図を確認しましょう。
上でも触れましたが、ストレス発散のために当たっていたり、責任を押し付けるために怒っているなどの、理不尽な発言は、そもそもフィードバックとは言いません。
理不尽なフィードバックが続く場合、うまく流せないと、自分の心を蝕んでいってしまう可能性があります。
上司との対話のもと、状況がより良くなれば良いのですが…。
あまりにも状況が酷い場合、周囲に相談したり、自分で動いたりして、上司から離れることを検討しましょう。
タイプにもよるのですが、抱え込んでしまったり、責任感が強く自責の念にさいなまれてしまったりする人は、つぶれてしまわないように…。
より客観的に状況をとらえるのがおすすめです。
最終的に決めるのは自分
多くの人に様々なフィードバックをもらうことはあるかと思いますが、意見をもらったうえで、最終的に決めるのは自分です!!
こんなことありませんか?
AさんとBさんが言ってることが違う。
どっちが正解なのか分からない!!!
そうなのです。
たとえ、同じ会社だとしてもそれぞれに違った成功体験を持ち、そこで生まれた価値観が違ってきます。
大切なのは、違った意見を聞いて、自分に合ったものを自分で選択できるか否かです。
現時点で分からないなら、どちらも試してみることもありでしょう。
誰も「正解」を持たないことが多いビジネス環境で、自分で決めていく力がより求められるようになってきています。
フィードバックを上手く受け取れると、仕事がやりやすくなります。
一緒に頑張っていきましょう!
かにちゃんのごきげんジョブチャンネルでは、3か月でがんばりやさんがごきげんに働く道のりを紹介していきます
・転職成功への道のり
・キャリアアップの道のり
・人間関係を築く道のり
…という3つのカテゴリーを用意しているので、ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。
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