「この仕事、やる意味ある?」ー働く価値を見いだせない”やらされ感”を改善!ジョブクラフティングで仕事の意味付けをしよう
仕事に対して「この仕事、やる意味ある?」と思ってしまいます。
働く価値も感じられなくなり、やりがいを感じられません。
どのようにしていけば、状況を改善していけるでしょうか。
意味を感じられないものをするのはモヤモヤしますよね。
今回は、仕事に対する充実感を高めていくジョブクラフティングの考え方を紹介します!
この記事では、仕事に対する充実感を高めていくジョブクラフティングの考え方を紹介します。
この記事を読み終えると自分の仕事を見直し、日常の仕事を自分で組みかえていくことができるでしょう。
この記事を読んで、少しでも充実した毎日になれば幸いです
ジョブクラフティングとは?
ジョブクラフティング(Job Crafting)は、自分自身が、目の前の仕事を捉えなおしたり、やり方を変えていったりすることで、仕事に対する充実感を高めるプロセスを指します。
クラフティングしていくことで”やらされ感”は減り、仕事のやりがいを高めていくことができます。
ちなみに「クラフト(craft)」とは、職人が手作業で作るという意味を持っています。
つまり、仕事をこだわりを持って、自ら作っていくという意味が込められているのです。
craftの意味
https://eow.alc.co.jp/search?q=craft
(名詞)手作業で作ること、手工業、工芸
(動詞)〔職人が手作業で~を〕作る
ジョブクラフティングができれば、あらゆる仕事に意味や価値を自分で見出すこともできます!
自分で楽しみを見出せるようになる、おすすめのスキルです!
ジョブクラフティングの方法 3選
認知・クラフティング(Cognitive Crafting)
認知・クラフティングは、自分の仕事に対する見方を変えることで、仕事に対する意味や価値を見直していくことです。
例えば、日々の業務の中で自分の役割や自分の貢献を改めて考え、自分の仕事の価値を見直してみてください。
自分の仕事がチームや会社、社会にどのように貢献しているのかを考えることで、仕事の価値を感じられる可能性があります。
日常こなしている業務だと「業務が何に繋がっているのか」を考える機会は少ないかもしれません。
改めて、自分の仕事が何に繋がっているのか? 誰に役立っているのか?などを考えていくと見える世界が変わってきます。
自分では分からないときは、周囲の人に聞いてみてください。
社内でもよいですし、社外の人から聞くのも面白い答えが返ってくることもあります。
「どうせ」と思って目の前の仕事を見てしまうと、そこから何も生まれません。
仕事をあらゆる切り口から見てみてください。
すると、何かの切り口から見たときの仕事が少しだけワクワクするかもしれません。
やらされ感で仕事をしていても、結局自分のスキルに繋がりにくいです。
自分自身のキャリアのためにも、少しでも充実した時間を過ごせるように工夫していきましょう。(時間の量より質を上げていく感覚です)
タスク・クラフティング(Task Crafting)
タスク・クラフティングは、自分の仕事のタスクを自ら、意図をもって調整していくことです。
例1: 自分があまりにもいっぱいいっぱいだったので、振れる仕事を積極的に他のメンバーにお願いしていきます。
例2: 今の仕事が単調すぎて飽きてきていました。
自分にとって少しチャレンジングなプロジェクトを引き受けることで、一段階上のステップに進みます。
自分の状況に合わせてタスクを調整していくことにより、日常業務へのモチベーションが向上し、自分の強みを最大限に発揮することができます。
また、新しいタスクを追加することで、自分のキャリアを広げる機会も得られます。
関係・クラフティング(Relational Crafting)
関係・クラフティングは、職場での人間関係を積極的に築いていくことです。
仕事における人間関係は、仕事の満足度やパフォーマンスに大きな影響を与えます。
例1: 他部署のメンバーとコラボレーションを生み出すために、部署同士の交流会を企画します。
信頼関係を築くためのコミュニケーションを生み出しました。
例2: ポジティブなフィードバックを出し合える環境をつくるために、意見に対して「いいね!」を伝える習慣を取り入れました。
意見がより多く出て、よいアイディアが生まれるようになりました。
ジョブクラフティングを活用していく具体的方法
自分を知る
どのようにクラフティングしていけばよいかを考えるために、自分を知り、基準をつくります。
自分の強み、弱み、興味、価値観を考えていきましょう。
はっきりと分からなくても大丈夫です。
「何となく〇〇をしているときの自分が好き」くらいでもよいでしょう。
自分を知る方法としては、自分で考えてみることでもよいですし、自己診断ツールやコーチングサービスなどを利用することでやりやすくなるでしょう。
ツールやサービスを活用すると、自分の性格や行動パターン、ストレス対処法などを客観的に把握できます。
あらゆる角度から情報収集することで、自分を理解しやすくなります。
目標の設定
目標設定は、仕事を充実させるための重要なステップです。
明確で達成できそうな目標を設定することで、仕事に対するモチベーションが高まり、自分の成長を実感できます。
目標は短期的なものと長期的なものに分けて設定すると良いでしょう。
短期的な目標は日常業務に紐づけて小さな行動でもOKです!
達成できている喜びを感じられる設計にします。
長期的な目標は仕事のキャリアや生き方全体をイメージしたうえで設定します。
自分がワクワクするイメージを浮かべましょう。
もちろん、不確実な未来は不安も付きまといますが、マイナスばかり見ていても気が重くなるだけです。頑張る意欲も失われます。
自分1人だと沈んでしまう人は、前向きな人とともに考えるのもおすすめです!
また、定期的に目標を見直したり、進捗を確認することで、決めただけで終わってしまうことを防げます。
決めたことを確認しながら進めていきましょう。
行動が大切です!
小さな目標については、こちらもおすすめです!
タスクの見直し
「言われたことをこなしている」と感じる人は特に、タスクの見直しをしてみるのもおすすめです!
まず、日々の業務をリストアップし、タスクの重要性と緊急性を考えます。
次に、優先順位をつけていきます。
1番初めに手を付けるのは、重要かつ緊急なタスクです。
重要かつ緊急なタスクが、ルーチンワークやあまり意義を感じない業務になってしまっている場合は、効率化や自動化をし、できるだけ自分の時間を使わないよう工夫しましょう。
また、仕事の意味付けをし直してみることも重要です。
自分の捉え方で仕事へのモチベーションが大きく変わることも少なくありません。
2番目に進めていくのが、緊急でないけど重要なタスクです。
後回しにしがちですが、非常に大切です。
自分の興味のある分野、スキルを伸ばしたい事柄に時間を使いましょう。
緊急でないけど重要なことに時間を使えない場合は、タスクの内容や日々の時間配分を見直す必要があります。
自分では解決しない場合は、上司などにも相談してみるとよいでしょう。
緊急でないけど重要なタスクをないがしろにしていると、いつまでも自分のやりたいことができません。
マストのタスクにばかりにならないように、意思を持ってタスクの見直しを行いましょう。
スキルの向上
スキルの向上は、仕事の充実感を高めるための重要な要素です。
自分のキャリアに必要なスキルを明確にし、スキルを習得するための計画を立てます。
社内外のトレーニングプログラムやオンラインコース、ワークショップに参加することで、新しい知識や技術を学んでいきましょう。
また、日々の業務を通じて実践的にスキルを磨くこともよいでしょう。
例えば、新しいプロジェクトに参加することで、今までにない経験やスキルをつけていくことができます。
さらに、業界の最新動向や技術をキャッチアップするために、本を読んだり、セミナーやカンファレンスに参加したりすることも積極的にしていくと広がります。
会社が自分のキャリアまでを考えてくれるとは限りません。
会社に依存せず、自分で考えて必要な行動をしていくことが大切です!
コラボレーションを生み出す
社内でのコラボレーションを意図的につくっていくのもよいでしょう。
例えば、他部署のメンバーとの共同プロジェクトに積極的に参加することで、新たな見方を得るとともに、仲間を増やすことができます。
同じチームの中でも、定期的にカジュアルなミーティングを設けていきながら、意見を言いやすい関係性をつくることがおすすめです。
様々な人とコラボレーションすることで、新しい発想が生まれやすくなり、仕事の充実度もグンと上がるでしょう。
社内の人と関わりやすい関係性を、自分からつくっていくことが大切です!
待っているだけでは進まないので、自分から行動してみましょう。
この記事では、仕事に対する充実感を高めていくジョブクラフティングの考え方を紹介しました。
ぜひ、自分の仕事を見直し、日常の仕事を捉えなおしたり、自分で業務を組みかえたりしてみてください!
少しでも充実した毎日になることを祈っています