【仕事でミスした時の謝り方】誠意が伝わる謝罪の3ステップや具体的フレーズ事例を紹介
仕事でミスをしてしまいました……。
誠意が伝わる謝罪の方法を教えてください。
それはしんどいですね……。
今回は、仕事でミスしたとき誠意が伝わる謝罪の方法やお詫びの仕方、お詫びの言葉などを紹介していきます。
- お詫びをする際には、誠実さを示すことが最も大切です。
- 誠実なお詫びは、信頼の回復や自分自身の学びにもつながります。
- 早期の問題解決には、ミスから逃げず向き合うことが鍵となります。
この記事を監修した人
名前
かに(一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ)
経歴
“3か月でごきげんに働くわたしになれる”
がんばりやさんがごきげんに働く道のりを紹介する
「かにちゃんのごきげんジョブチャンネル」を運営
・人事系研究員(専門:20~30代の職場活躍・職場コミュニケーション実践)
・大手転職エージェント(企業向け採用コンサルティング・求職者向け転職アドバイス)
・個人向けコーチング・カウンセリングの提供
美味しいごはんと温泉が好き
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・大手転職エージェント(企業向け採用コンサルティング・求職者向け転職アドバイス)
・個人向けコーチング・カウンセリングの提供
美味しいごはんと温泉が好き
お詫びの気持ちを伝えるため重要なこと
誠実さを示す
謝罪の際に誠実さを示すことは最も大切です。
問題が起きた原因や状況について改めて理解し、自分の責任をしっかりと認めることから始めましょう。
自分の行動や発言がどのように相手に影響を与えたのかを正直に認識することをしていきます。
言い訳や弁解は最終的にばれます。
逃げるのではなく、事実を受け入れ、次につなげていく意思を持ちましょう。
相手に対する敬意と反省の意を示し、率直に謝る姿勢が大切です。
「本当に申し訳ありませんでした」といったシンプルな言葉でも、どのようなスタンスを持っているかは相手に伝わります。
誠実さを持って謝罪することで、相手との信頼関係を回復し、問題解決の第一歩となります。
自分がしてしまったことを受け止め、本心で言葉を相手に伝えることが大切です。
納得がいかない場合は、信頼できる人に相談したり、自分で内省を深めたりして、気持ちを整理していきましょう。
問題を具体的に特定する
謝罪の際には、具体的に何が問題だったのかを明確にすることが重要です。
具体的な出来事や行動を示し、それについてお詫びしていきます。
問題の具体的に説明することで、相手の影響や気持ちについても意識していることが伝わり、謝罪の真剣さがより伝わるでしょう。
また、具体的な問題を挙げるだけではなく、改善策についても考え、できるだけ具体的に伝えられれば尚よいです。
まだ考え切れていないときは、現時点でどのようなことを考えているのか、途中の段階でも開示できるところは話すとよいでしょう。
謝罪が言葉だけではなく、実際の行動に結びつくことを表現できます。
問題を特定し、解決策を考えることは、自分の成長にもつながります。
ミスを自分の傷にするだけではなく、そこから得るものを作りましょう。
相手の感情を理解する
謝罪において相手の感情を理解することも大切です。
相手がどのように感じているのか、どのような影響を受けたのかに対して共感を示すことで、謝罪の効果は大きく高まります。
「あなたの気持ちを傷つけてしまって、本当に申し訳ありません」などのように、相手の感情に寄り添う言葉を使うとよいでしょう。
相手は自分の感情が理解され、尊重されていると感じることができます。
また、相手の立場に立って考えることも重要です。
自分が同じ状況に置かれた場合どのように感じるかを想像し、その感情を言葉にして伝えます。
相手の感情を理解し、それを言葉にして表現することで、謝罪が形式的なものではなく、心からのものであることを伝えることができます。
相手の立場になって想像してみることで、自分のミスの影響も感じることができます。
自分を責める材料にはしてほしくありませんが、相手の痛みも知ることで「次はミスをしないように気をつけよう」という意識が高まります。
お詫びの仕方 3ステップ
ステップ1:お詫びの言葉を伝える
まず第一に、明確で率直な言葉を使い、お詫びを伝えましょう。
たとえば「申し訳ありませんでした」「ご迷惑をおかけしてしまいました」などという言葉は、相手に対する謝罪の意を明確に伝えます。
自分の行動や発言が相手に与えた影響を真摯に受け止めていることを示します。
大切なのは言葉だけではありません。
しっかりと反省している表情や姿勢を示します。
身なりも相手に不快感を与えないものにしていくことをおすすめします。
(大きなミスの場合、スーツを着用するなどの配慮)
ステップ2:謝罪の原因や具体的な内容を述べる
次に、謝罪の具体的な状況や原因を述べることが重要です。
謝罪にはどのような行動や言動が問題となったのかを明確に説明する必要があります。
たとえば「昨日のミーティングで私の発言が誤解を招いてしまい、不快な思いをさせてしまったことについて、深くお詫び申し上げます」と具体的な出来事を挙げましょう。
また、出来事を起こしてしまった原因も伝えることで、自分で内省しているプロセスを表現し、相手に誠実さを感じてもらえる可能性が上がります。
謝罪する前に出来る限り、ミスを起こしてしまった状況を振り返り、原因を洗い出しましょう。
自分なりに、何がミスにつながったかを説明できるようにしておくのです。
ステップ3:今後の具体的対策を伝える
最後に、今後の具体的対策を伝えましょう。
ミスの原因が特定出来たら、それに対してどのような策を具体的にうっていくのかを具体的に伝えていきます。
「今後気をつけます」
という言葉を聞いても、改善するか疑問が残るでしょう。
何をいつまでにどのようにしていくか、できる限り話せるように準備しておくことをおすすめします。
どのような解決策がよいか分からないときには、上司や先輩に相談していきます。
また、謝罪のタイミングで相手に聞いてみるのもよいでしょう。
※関係性にもよります。
たとえば「私としては、今後の改善差策として○○を○月○日までにしていくことを考えております。いかがでしょうか」など。
謝罪を示したうえで、ともによりよくしていくスタンスを大切にしましょう。
もちろん、自分として相手の信頼を再度得るため努力します。
努力のプロセス自体も相手にシェアしていくことで、反省している気持ちが伝わり、信頼回復が速くなる可能性があります。
お詫びの具体的フレーズ
- 会議での誤解を招いた場合:
- 「昨日の会議で私の発言が誤解を招いてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。私の不注意で不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。」
- 締め切りを逃した場合:
- 「期限を守れず、ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。次回からはより効率的に時間管理を行い、このようなことがないよう努めます。」
- 取引先への誤った情報提供:
- 「先日の報告書で誤った情報をお伝えしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。今後はより慎重に情報を確認し、正確性を担保します。」
- お客様への対応の不備:
- 「先日の○○様への対応が不十分で、ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。次回からはより迅速かつ丁寧な対応を心がけます。」
- プロジェクトの遅れ:
- 「プロジェクトの進行が遅れ、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。私たちの計画不足がこの問題を引き起こしました。今後はスケジュール管理をより厳密に行います。」
しっかりお詫びすることでの自分のメリット
信頼の回復(信頼が高まる可能性も)
誠実なお詫びは、他者との信頼関係を回復するために重要です。
自分のミスを率直に認め、それに対する責任を取る姿勢は、相手に対して真摯な態度を示すことができます。
これにより、信頼関係が回復するだけではなく、態度によっては信頼関係が強化されるでしょう。
ミスしてしまった状況をいかに次につなげるかの意識が重要です。
学びの機会
ミスから学ぶことは、自己成長につながる重要なプロセスです。
お詫びすることで、自分の行動や判断について反省し、次回同様のミスを防ぐための対策を考える機会を得ることができます。
より成熟した人として成長することができます。
問題の早期解決
誠実なお詫びは、問題の早期解決の鍵です。
ミスを速やかに認識し、謝罪することで、相手との間に生じた不満や誤解を早急に修復することが可能です。
これにより、問題が大きくなる前に対処できる場合が多くあります。
不安や罪悪感を減らし、心の安定を取り戻せる
謝罪することで、ストレスや心の負担を減らすことができます。
ミスを抱えたままだと、長期間にわたって不安や罪悪感を感じることとなるでしょう。
責任を認め、解決に向けた行動を起こすことで、心の安定を取り戻すことができます。
- お詫びをする際には、誠実さを示すことが最も大切です。
- 誠実なお詫びは、信頼の回復や自分自身の学びにもつながります。
- 早期の問題解決には、ミスから逃げず向き合うことが鍵となります。