【介護職女性】「職場の人間関係がつらいです…」ーひとりで背負い込まず、自分をいたわる方法
介護職、女性です。
職場の人間関係がとてもしんどいです…。
頑張らないとという気持ちはあるのですが…。
それはつらいですね。
ご自身を責めず、自分をいたわっていただきたいです。
今回は、その方法をいくつか紹介しますね。
人間関係の難易度が高い理由
まず、介護職で、人間関係の難易度が高い理由を見ていきましょう。
客観的に見ていくことで、「自分が悪い」「相手が悪い」という問題探しではなく、広く見た中で解決策を柔軟に考えることが出来ます!
日頃関わる人が多い
介護職は、様々な人と常に接する仕事です。
人間関係をつくっていくことが得意な人にとっては、非常にやりやすい仕事ですが、一方で苦手意識を感じる人にとっては、とてもつらく感じてしまう可能性が高いです。
職場でも幅広い年齢層の方々と仕事をします。
利用者さんやご家族なども、様々な年代の、様々な価値観を持つ人がいます。
同じ年代で近い経験をした人同士でも「価値観が違うな~」と思うことも多いのに、年代も幅広く、経験も多様な人たちと接するのはコミュニケーション力を要します。
業務量が多く余裕を持ちにくい
介護業界は、人手不足の業界ともいわれ、仕事が忙しいケースが多いです。
そのような状況だと、自分自身のことでいっぱいいっぱいになり、相手のことを考えてコミュニケーションをとる余裕が生まれにくくなります。
本来であれば、優しい気持ちで、相手と丁寧なコミュニケーションをとれる人でも、余裕がないとそうはいきません。
かにも、そうなります。
人間関係が凝り固まり、風通しが悪くなる
介護職は、異動が多い業界ではなく、人間関係が凝り固まってしまう場合もあります。
関係性がよいメンバーであれば、人間関係が固定されていることが安心感にもつながります。
そうではない場合、意見の言いにくい人が出てきたり、新しく入社した人が馴染めなかったり、問題も起こりやすくなります。
人間関係は伝播していくので、自分と直接かかわりのないところで問題が起きていても、それが同じ組織の場合、嫌な空気が波及してくる可能性もあります。
自分をいたわる考え方・方法
「状況を改善したい」と思う気持ちもあるかもしれませんが、すでに結構疲弊している状態の可能性もあります。
その可能性が高い方は、行動をとる前に、まずは自分をいたわることをおすすめします。
下記でいくつか例を紹介しますね。
頑張っている自分を丁寧につつみ、まずは心と身体に休息を与えてみてください。
【考え方】日々頑張っている自分にOKを出す
日々忙しく、人間関係もぎくしゃくしている中で、仕事に行っていること自体、なかなか大変なことです。
それをしている自分にOKを出していきます。
自分に強い負荷をかけすぎるのは、逆効果に働くときもあります。
まずは、どんなに些細なことでも出来ているところを認めて、自分にOKを出していきましょう。
【考え方】「誰も悪くない」という視点で、ものを見てみる
いつもイライラしている●●さんや、理不尽な要求をしてくる●●さんとの人間関係。
明らかに自分に非がなかったりすると、自分のモヤモヤした感情は、どう処理をすればいいか、困ってしまうことがあります。
そのとき、「誰も悪くない」という視点でものを見てみると、スッと心が楽になることがあります。
例えば、業界自体の人手不足問題や、相手が置かれている状況などを想像してみます。
- Aさん、責任やプレッシャーが大きい役割だけど、上手くやれない自分にヤキモキしていたりしそうだな。
- Bさん、本当は本音を言いたいけど、昔に失敗した経験から言い出しにくいのかもな。
- Cさん、プライベートで大変な状況にあったみたいだな。
…など
現実は変わらなくても、相手の背景が分かると、少しだけ見え方が変わってきませんか?
【方法】少しの時間でも自分を癒す時間を確保する
仕事で様々な人と接していると、自分を丁寧に扱ったり、自分の心を整理する時間がとりにくくなります。
例えば10分でも「自分を癒す時間」を確保して、まずはベースを整えることがおすすめです。
落ち着いた時間がないと、頭も心もこんがらがってしまいます。
その状態だと、人の言葉に流されたり、傷つきやすくなったりするので、自分の土台をしっかりさせていくことが大切です。
環境をより良くする方法
ベースが整ってきたら、今の状態をより良くするアクションを取っていきましょう!
いくつか紹介します。
自分からコミュニケーションを取っていく
苦手な相手にも、ぜひ自分からコミュニケーションを取ってみてください。
最初は上手くいかないことがありますが、「実験」だと捉えて、様々なアプローチを試してみてください。
ここで培ったスキルは、自分の成長に繋がり、一生の財産になります。
例えば…
- 聞く力をフル発揮してみる:コミュニケーションではとても重要な要素です!相手の話をまずは聞き、共感を示してみてください。
- 感謝の気持ちを伝える:思っていなくても、あえて言うこともOKです。人間関係は鏡ともいわれています。どんなに小さなことでも、感謝することを意図的に見つけて「ありがとう」を伝えてみてください。少しずつ相手も変わってくる可能性があります。
- 相手に共感したうえで自分の考え・気持ちを伝える:これはとても難しいです。ですが、価値観の違う人同士がコミュニケーションを取っていく中では一生使えるスキルです。少しずつ、自分の考え・気持ちも伝えていきましょう。
これらのスキルを上がれば、人間関係を築く際もとてもプラスです!
かにも、苦手な人と出会った時には、コミュニケーションを通していろんなことを練習させてもらっていました。
身を置く環境を変えてみる
今は、転職がしやすくなっている時代です。
苦しくしんどい場所で一生過ごす必要はありません。
一度きりの人生、自分のご機嫌に働ける環境にうつることも大きな選択肢の一つです。
周囲に助けを求めてみる
自分ひとりで抱え込んでしまうと、自分を追い込みすぎてしまう可能性もあります。
職場の人でも、友人でも、カウンセラーやコーチなどでも、人を頼ってみる、ということも念頭に入れて、これからを検討してみてもよいのではないでしょうか。
無理をしすぎてしまって、心も身体もボロボロになってしまっては大変です。
健康第一。それを前提に、様々な方法を模索していきましょうね。