【職場の人間関係】プライドが高い人と仕事をしていく方法!関わり方と自分のメンタルの保ち方
プライドが高い人と仕事をしています。
対応だけでも非常にイライラしてしまいます。
どうすればよいでしょうか?
それはつらいですね。
今回は、プライドが高い人と仕事をしていく方法として、関わり方や自分のメンタルの守り方を紹介します。
- プライドの高い人の特徴として、批判に敏感だったり、自分の能力に過大評価していたり、完璧主義である可能性が高いです。
- プライドの高い人とスムーズに関わるためには、リスペクトを示し、自分たちが目指す目的を明確にしつつ、オープンなコミュニケーションを保つことが重要です。
- プライドの高い人と関わるのはストレスもかかるでしょう。自分の心を守ることも大切です。
この記事を監修した人
名前
かに(一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ)
経歴
“3か月でごきげんに働くわたしになれる”
がんばりやさんがごきげんに働く道のりを紹介する
「かにちゃんのごきげんジョブチャンネル」を運営
・人事系研究員(専門:20~30代の職場活躍・職場コミュニケーション実践)
・大手転職エージェント(企業向け採用コンサルティング・求職者向け転職アドバイス)
・個人向けコーチング・カウンセリングの提供
美味しいごはんと温泉が好き
この記事を監修した人
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かに(一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ)
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・個人向けコーチング・カウンセリングの提供
美味しいごはんと温泉が好き
プライドが高い人の特徴
批判に敏感
プライドの高い人は、他者からの批判や指摘に非常に敏感です。
批判を受けると防御的な態度を取ったり、感情的に反応したりするでしょう。
周囲のメンバーの中には、その言葉や態度に傷ついたり、諦め指摘をすることをやめたりする人もいます。
批判を受け入れるのが難しいため、自分の欠点や間違いを素直に認めることができず、改善の機会を逃すことがあります。
また、他者の意見やアドバイスを無視していると、自己成長につながらないだけではなく、人間関係に悪影響を及ぼしていくのです。
自分の成長機会につながるような意見も拒絶してしまうことが多いので、非常にもったいないです。
自分の能力に過大評価している
プライドの高い人は、自分の能力への自己評価が高いことが多いです。
自分が他者よりもできると感じているため、自信を持って行動します。
プラスに働くと、困難にも積極的に取り組むことができ、成功できる可能性が高まります。
一方、マイナスに働くと、過剰な自己評価は、他者の意見や助けをないがしろに、独断と偏見で突き進んでしまう恐れもあります。
自分の判断が当たり上手くいけばよいですが、そうならない場合、他者を巻き込んで失敗する可能性も十分に考えられるでしょう。
また、自分を評価して疑わないということは、自分の欠点や失敗を認めることも難しくなり、成長が止まってしまいます。
必要以上の高い基準を他者にも求める
プライドの高い人は、完璧主義であることも多いです。
自分自身に高い基準を持ち、完璧を目指します。
プラスに働くと、自分の仕事や成果に対して厳しい目を持ち、やり遂げるまで努力します。
一方で、ストレスやプレッシャーの原因となることがあります。
自分だけでストレスやプレッシャーを感じているのであれば、自分の問題にとどまりますが、他者にも同じ高い基準を求める場合も多いです。
必要以上の緊張感は周囲との摩擦を生み、トラブルの原因になることも多いでしょう。
独裁的なリーダーシップ
プライドの高い人は、他者に対する影響力を持つことが多いです。
プラスに働くと、自分の意見やビジョンを明確に伝え導き、周囲から頼りにされる存在になります。
一方、マイナスに働くと、独裁的になり他者の意見やアイデアを軽視するようになるのです。
周囲のメンバーと信頼関係を壊してしまう大きな要因となるでしょう。
独裁的なリーダーシップをする人と連携した際に、自分の意見がないがしろにされても傷つくことはありません。
たとえどんな意見であっても寄せ付けない可能性が高いです。
自分の欲を最優先に考え、他者の優先度を下げる
プライドの高い人は、自己中心的な行動を取ることが多いです。
自分の欲や目的を最優先に考え、他者の感情やニーズを軽視することもあるでしょう。
自分の欲を最優先に考えた行動は、短期的には目標達成に効果的かもしれませんが、長期的には他者との関係を悪くし、マイナスに働く懸念があります。
過去の栄光や地位への承認を求める
プライドの高い人は、自分の地位や成果に強い誇りを感じており、それを他者にアピールすることがあります。
自分の成功を認めてもらいたいという欲求があるのです。
自慢話を聞いている側は、疲れてしまうこともあるでしょう。
ある程度は聞き、承認していくことも重要ですが、あまりにも自慢話ばかりのときは、話題を変えたり、話す機会を減らしたりすることをおすすめします。
プライドが高い人との関わり方
努力や成果を適切に認め、言葉で伝える
プライドの高い人は、自分の価値や成果を認めてもらいたいという欲求があります。
努力や成果を適切に認め、感謝の意を示すことで、よい関係を築くことができます。
具体的には「○○さんが○○してくれたことが助けになりました!ありがとうございます」など具体的なシーンを示し、感謝を示すとよいでしょう。
フラストレーションを感じるかもしれませんが、相手のよいところを見つけることで、相手への評価も変わる可能性もあります。
また、人間関係は鏡であり、自分が歩み寄れば相手も変わってくることもあるので、自分からプラスの言葉を伝えていくのはおすすめです!
私の体験談
私もプライドの高い人と接したときに、意図的によいところを見つけ言葉で伝えた経験があります。
最初は意図してよいところを見つけるのが面倒で「何でこの人のためにここまでしなきゃいけないの?」とフラストレーションを感じていました。
ですが、数回相手に伝えたころ、相手の態度が変わってきたのです。
私に心を許した可能ような行動・言動が増えていきました。
あとあと本人に聞くと「あなたは自分のことを見ていてくれると思ったから、徐々に信頼していった」と話してくれました。
プライドの仮面が外れたその人は、とても優しく、可愛らしい人でした(笑)
今では仲良しの関係になれています。
最初は”意図的に”であっても、やる価値はありそうです。
目指す目的を強調する
自分たちが目指す目的やチーム全体の利益を強調することで、プライドの向く先を適切に設定することができます。
プライドの高い人は、自分の考えを大切にしますが、その考えが目的に沿ったものになってしまった場合、軌道修正が大変になるでしょう。
そのため、あらかじめ目的や目的の背景、期待などをしっかりと理解してもらうことが重要です。
出してきた意見がずれていた場合でも、目的に立ち返った中で「この点を加味するとさらに目的を叶えるのに有効な意見になるはず」などと伝えましょう。
意見自体は否定しないことがポイントです。
「ダメ」ではなく「さらによくなる」伝え方を意識するとよいでしょう。
役割の重要性や期待を伝える
プライドの高い人は、自分が重要な役割を果たしていると感じたいという欲求があります。
お願いしている業務がいかに重要か、どれくらいの期待があるかを具体的に伝えていくことが重要です。
「○○さんにだから頼みたい」という伝え方がおすすめです。
プライドが高い人と接するときの心の保ち方
プライドが高い人との仕事でイライラしないために、おすすめの方法をお伝えします。
自分の心を保っていくことも重要です。
ぜひ、ピンときたものを試してみてくださいね。
期待値を調整する
プライドの高い人との仕事において、相手が求める完璧を、自分に当てはめすぎないことが重要です。
プライドが高い人は、自分の基準に当てはめ、周囲も評価していくことが多いですが、その評価をダイレクトに受けるとしんどくなる可能性があります。
フィードバックの言葉が強いこともありますが、決して自分を否定しないでくださいね。
また、目的に照らした中で、そこまでする必要がないと判断するのであれば、その旨をしっかり示すことも重要です。
プライドの高い人の行動の背景を考えてみる
プライドの高い人の行動を理解しようとしてみるも重要です。
行動の背後には、自分自身の不安や不満を隠すためである可能性もあります。
「プライドの高い○○さんも、しんどいのかな……」と考えることで、理解が深まり、多少イライラを減らすことができるでしょう。
自信もってそうに見えて、本当は怖くて仕方ないのかな……
意見の違いを受け入れるだけの器がないのかな……
などと想像すると、見え方が変わってきます。
違うと思ったことには「NO」を示す
意見が違う場合、それをはっきり伝えることも重要です。
要求や期待に応えすぎると「何を言っても大丈夫」と判断され、要求がエスカレートしていく可能性もあります。
自分のストレスもどんどん増していくため、適度な距離を保つことが大切です。
違うと思ったことには「NO」を示す勇気を持ち「何でもOKの人ではない」ということを明確に示しましょう。
状況を生かす視点を持つ
プライドの高い人との仕事は、自分の成長やスキルアップの機会と捉えることができます。
難しい人とのやり取りを前向きに捉え、自分の対応力や忍耐力を高めるチャンスと考えることで、状況を自分のメリットに変えていくことができます。
どのようなコミュニケーションが、摩擦を減らすことができるでしょうか?
相手が気持ちよく動いてくれるフレーズは何でしょうか?
ぜひ、実験してみてください!
- プライドの高い人の特徴として、批判に敏感だったり、自分の能力に過大評価していたり、完璧主義である可能性が高いです。
- プライドの高い人とスムーズに関わるためには、リスペクトを示し、自分たちが目指す目的を明確にしつつ、オープンなコミュニケーションを保つことが重要です。
- プライドの高い人と関わるのはストレスもかかるでしょう。自分の心を守ることも大切です。