「風通しのよい職場とは?」自分の意見を我慢せず言える環境で働きたい【心理的安全性】
どんな仕事をすることも大切ですが、同じくらい、誰と働くかも大切です。
人は、コミュニケーションが円滑で、人間関係に安心感がある環境だと、自分の意見を共有しやすく、自分が尊重されていると感じます。
心理的にも楽しく仕事ができますし、それだけではなく、自分の力を存分発揮でき成果につなげやすくもなるのです。
では、そのような風通しのよい環境とはどのようなものか?どうしていけばそのような環境で働くことができるのか?を紹介していきます!
風通しのよい職場環境とは?
風通しのよい職場環境とは、どのような環境でしょうか。
自分が今いる環境と照らし合わせながら、読み進めていってくださいね。
意見を自由に言える雰囲気
職場での「風通しのよさ」を感じられる一つの大きな要素は、意見を自由に言える雰囲気があることです。
日常の業務の中で、問題点に気づいたり、新しいアイディアを思いついたりしたときに、それを安心して周囲に伝えられることが重要です。
逆に言えない環境があると、せっかく思いついても自分の中だけでとどめてしまいます。
自分の視点からしか気づけないものがあっても、活かされることがありません。
自分が成長するという観点でも、仕事全体がよりよくなるという観点でも、何でも言える雰囲気はとても大切になります。
フィードバックを受けやすい環境
改善に役立つフィードバックが得られる職場は、風通しのよい職場と感じやすいです。
フィードバックは、ポジティブ・ネガティブ両方の観点があります。
上司や先輩から後輩へのフィードバックが多いですが、逆にメンバーから上司にすることもあります。
フィードバックが日常的に交わされることで、見ていてもらえるという感覚が醸成され、自分が「職場に必要とされている」「自分の仕事が適切に評価されている」と感じやすくなります。
上司や同僚からのよい点へのフィードバックはもちろん、改善すべき点もきちんと指摘してくれる環境は、安心感と成長意欲を生み出します。
上司や同僚との信頼関係
信頼できる上司や同僚がいる職場では、トラブルが少なく、スムーズなコミュニケーションをしやすくなります。
また、信頼関係が築かれていることで、万が一ミスしてしまってもサポートを得られると感じると、積極的に業務に取り組むことができるようになります。
仕事は1人では完結しません。
そのような中で、周囲の関係者と「協働」できているという状態は、大きな関心感につながるのです。
自分が困ったら手を差し伸べてくれる人がいるという意識は、逆に「自分も周囲に頼られる存在になりたい」という気持ちも生み出します。
仕事をスムーズに進めるだけにとどまらず、自己成長のエネルギーにもなるのです!
風通しのよい職場で働くメリット
風通しのよい職場で働くメリットはどのようなことが考えられるでしょうか?
下記で紹介していきます!
ストレスの軽減
風通しのよい職場環境は、日々のストレスを軽減する効果があります。
仲良しの人と話すときと仲悪い人と話すときでは、どのような感覚の違いがありますか?
きっと仲良しの人と話すときは「楽しい」「話せてうれしい」などのような感情も生まれてくるかと思います。
一方、仲が悪い人と話すときは「嫌だな」「緊張する」などとネガティブな気持ちが生じるでしょう。
日常話す人とよい関係が築けていると、日常的に話すだけでもプラスを感情を感じることができるのです。
職場での緊張感が減り、心身の健康が保ちやすくなります。
また、業務への影響も大きいです。
業務上の悩みや課題について気軽に相談できるため、問題を1人で抱え込むことも減っていくのです。
生産性の向上
風通しのよい職場では、仕事がスムーズに進むことが多いです。
風通しのよさがあると、コミュニケーションが円滑になり、業務に必要な情報や指示が迅速かつ正確に共有されます。
その結果、メンバー全員が共通の認識を持って業務に取り組むことができるため、ミスや手戻りが減り、効率が上がるのです。
たとえば、職場で問題が起きたとき、気軽に相談できる環境があると、解決までのスピードが上がります。
みんなで意見を出し合えると、新しい取り組みやプロジェクトの進行もスムーズになるでしょう。
また、日常的に上司や同僚とコミュニケーションが取れていると、各々の業務の優先順位や進捗状況も把握しやすくなるため、チーム全体の生産性が向上します。
風通しのよい職場環境をつくるためのアクション
風通しのよい職場環境づくりは、会社や上司の取り組みももちろん重要ではありますが、自分自身で主体的に取り組むことも大切です。
自分自身でも、職場の風通しをよくする働きかけができるので、具体的なアクションを紹介していきます。
積極的なコミュニケーションを心がける
風通しのよい職場環境をつくるためには、コミュニケーションを図ることが大切です。
コミュニケーションの中で、自分の意見や考えを率直に伝えることも重要。
さらには、他のメンバーの意見にも耳を傾けて、尊重する姿勢を持つことがポイントです。
コミュニケーションの頻度としては、日常を通じて、定期的に接点を取っていくのがよいでしょう。
たとえば、あいさつなど些細なコミュニケーションでも、上司や同僚との信頼関係を深める積み上げになっていくのです。
フィードバックを受け入れる姿勢を持つ
自分から積極的にフィードバックをもらいにいくこともおすすめです。
自分の仕事の成果や行動について意見をもらうことで、自分自身を客観的に見つめることができます。
客観的に自分を見ることが大切な理由は、「自分が思う自分」と「周囲が思う自分」が異なる可能性があるからです。
そのギャップはコミュニケーションに齟齬を生んでいく恐れがあるのです。
フィードバックをもらいに行くのは最初は緊張するかもしれませんが、非常に大切です。
ぜひ職場メンバーに聞いてみてください。
ネガティブフィードバックについては、苦手意識を持つ人も多いと思います。
下記では、フィードバックの受け取り方について書いていますので、ぜひ参考になさってください!
職場メンバーと協力し合う
風通しのよい職場をつくるためには、協力し合う姿勢が重要です。
職場メンバーの一員として、他のメンバーと協働していく意識のもと、大変なことは周囲を頼り、自分もサポートを惜しまず、相互でよりよい状態を目指していきましょう。
また、他のメンバーの成果や努力を認めることで、信頼関係が強化され自然と風通しがよくなります。
メンバーの理解を進め、各々の仕事に敬意を払うことが大切なのです。
もし、問題が起きたときでも、批判的な態度ではなく、前向きな姿勢で解決に向けて取り組んでいきましょう。
自分自身が前向きな姿勢で問題解決に取り組むことで、他のメンバーにもポジティブな影響を与え、職場全体の雰囲気が明るくなります!
積極的に問題解決に関わる姿勢は、周囲からも信頼されるものです。