【人間関係構築スキル】自分と相手のコミュニケーションの特徴を知る方法とは?
コミュニケーションが嚙み合わないと感じることがあります。
相手が何を考えているかが分かりません。
どうやってコミュニケーションを取っていけばよいでしょうか?
コミュニケーションが嚙み合わないとしんどいですよね……。
今回は、自分と相手の特徴を知り、コミュニケーションをしやすくなる方法をお伝えします!
人間関係はお互いの影響を大きく受ける
コミュニケーションは一方的なものではなく、相互に影響しあう双方向なものです。
お互いの振る舞いが、関係の質に大きく影響するのです。
自分の特徴と相手の特徴を知ることで、お互いにとって心地よい振る舞いを意識することができます。
無理に自分を曲げる必要はなく、少しの心がけでできることも多くあるので、学ぶのに損はありません!
人間社会で生きていくのであれば、人間関係は一生あります。
3か月で、一生使える人間関係スキルを身に着けていきましょう!
自分を知り相手を知ることが重要な理由
コミュニケーションは双方向です。
自分を知り相手を知ることで、心地よい関係を自分の働きかけで築いていくことができます。
自分を知り相手を知ることが重要な理由は、下記が挙げられます。
真意を捉えるのは案外難しいから
人は様々な価値観を持っているため、伝えたいことの真意を捉えるのは意外に大変です。
相手を知ることで、相手の言葉や反応の背景をイメージすることができます。
自分を知ることで、自分の感じ方を解釈することもできます。
そのため、少しでもお互いに近づくためにも、自分を知り・相手を知ることが大切です。
全てを言葉で詳細に伝えてくれれば分かりやすいですが、自分の気持ちや考えを言語化するのって大変ですよね。
コミュニケーションによって、お互いに理解していくのは、結構大変なことなのです。
ですので、お互いが歩み寄りながら、理解を深めていく必要があります。
生まれやすい違い
- 文化的背景: 人々は異なる文化的背景を持っており、それにより同じ言葉や行動でも異なる意味を持つことがあります。
- 過去の経験: それぞれの経験や歴史が、価値観や捉え方に影響を与えます。これにより、同じメッセージでも異なる解釈が生まれます。
- コミュニケーションスタイル: 人によって、直接的なコミュニケーションを好む人もいれば、遠回しな方法を好む人もいます。
- 感情の状態: そのときの感情や気分が、メッセージの受け取り方に影響を与えることがあります。
- 前提条件: 前提として持っている知識や情報が異なるため、同じメッセージでも異なる解釈がされることがあります。
心地よいコミュニケーションの場がつくれるから
コミュニケーションが心地よい場になれば「この人と話していると楽しいな」「どんどん話しちゃおう」「また話したいな」などと思ってもらうことができます。
自分と相手の特徴を知ることで、相手との対話がスムーズになります。
対話の時間を心地よくするだけではなく、誤解や衝突を避けることにもつながるでしょう。
自分を知る方法
自分の気質を知るのにはたくさんの診断方法がありますが、簡単にイメージがつかめる4つのタイプを紹介します。
自分の気質だと仕事の場面でどんなことが起きそうかをイメージしながら読んでいってくださいね。
下記の図を解説していきます!
自己主張の強弱と感情表出の強弱の2つの観点で、4つのタイプに分類します。
*どのタイプが良い悪いや優劣はありません。
*自己判断で大丈夫です。何となく自分はどれかなと、まずは想像してみましょう。
目的達成指示タイプ
「目的達成指示タイプ」のコミュニケーションスタイルは、リーダーシップや決断力が強く、目標達成に向けて迅速に行動するスタイルです。
このタイプは、結果を重視する傾向があります。
- 目標指向: 明確な目標を設定し、その達成に向けて具体的な計画を立てます。
- 迅速な意思決定: 素早く決断を下し、行動に移す能力があります。
- 結果重視: プロセスよりも結果を重視します。
- 率直なコミュニケーション: 直接的で率直なコミュニケーションスタイルを持ち、無駄な言葉を避けます。
- 自己主張: 自分の意見を主張し、他者にもそれを期待します。
- 挑戦心: 困難な課題にも挑戦し、高い目標を設定することを好みます。
目的達成指示タイプのコミュニケーションスタイルは、リーダーシップの役割に適していることが多く、チームや組織を率いて前進させる力があります。
しかし、強い意志と高い期待は、ときに他者にプレッシャーを与えることもあります。
そのため、バランスを取るために他のコミュニケーションスタイルや感受性も理解し、活用することが重要です。
楽しさ重視感覚タイプ
「楽しさ重視感覚タイプ」のコミュニケーションスタイルは、感情表現が豊かで、エネルギッシュかつ情熱的にコミュニケーションを取るスタイルです。
このタイプは、創造的で、アイデアを自由に共有することを好みます。
- 感情表現が豊か: 自分の感情や意見をオープンに表現し、他者と感情的なつながりを重視します。
- エネルギッシュ: 活発でエネルギーに満ち溢れ、他者を鼓舞する力があります。
- 創造性: 新しいアイディアを生み出すことを楽しみ、創造的な解決策を見つけることが得意です。
- 社交的: 人と交流することを楽しみ、大勢の人とコミュニケーションを取ることに喜びを感じます。
- 話し好き: 話すことが好きで、自分の考えや感情を詳細に語ることが得意です。
- ポジティブ: 楽観的な視点を持ち、他者にもポジティブな影響を与えます。
楽しさ重視感覚タイプのコミュニケーションスタイルは、活気と創造性をもたらし、他者を元気にする力があります。
しかし、ときに感情的になり過ぎたり、話が長くなり過ぎることもあるため、相手の反応やニーズに敏感であることが重要です。
みんな仲良く協調タイプ
「みんな仲良く協調タイプ」のコミュニケーションスタイルは、調和を重視し協力的で関係を大切にするスタイルです。
このタイプは、親しみやすく、円滑なコミュニケーションを重視します。
- 調和重視: 調和を大切にし、対立を避けます。
- 協力的: 他者との協力やチームワークを大切にします。
- 共感力が高い: 他者の感情や意見に対して敏感で、共感的に接することができます。
- 親しみやすい: 優しく、思いやりがあり、安心感を与えます。
- 聞き上手: 話をよく聞き、理解しようと努めます。
- 忍耐強い: 忍耐強く、急がずに物事を進めることができます。
みんな仲良く協調タイプのコミュニケーションスタイルは、人間関係を築くのが得意でチームの中での橋渡し役として活躍することが多いです。
しかし、ときに対立を避けすぎたり、自分の意見を控えめにし過ぎることもあります。
バランスを取るために、時には自分の意見をしっかりと表明し、必要な時には決断力を発揮することが重要です。
緻密に積上げ正確タイプ
「緻密に積上げ正確タイプ」のコミュニケーションスタイルは、論理的で分析的なアプローチを重視し、詳細な情報やデータに基づいて意思決定を行うスタイルです。
このタイプは、慎重で組織的な思考を持ち、精度と正確さを大切にします。
- 論理的思考: 論理的な思考を重視し、結論を導く前に多くの情報を分析します。
- 詳細重視: 事実やデータ、詳細な情報を重視し、誤りのない正確な情報を求めます。
- 慎重な意思決定: リスクを最小限に抑えるため、慎重に意思決定を行います。
- 計画的: 計画を立て、ステップバイステップで物事を進めることを好みます。
- 客観的: 感情に左右されず、客観的な視点から問題を捉えます。
- 冷静で控えめ: 冷静で落ち着いており、控えめなコミュニケーションであることが多いです。
緻密に積上げ正確タイプのコミュニケーションスタイルは、正確な情報に基づいて確実な結論を導くことが得意です。
問題解決やプロジェクト管理において有効に働くことが多いでしょう。
しかし、ときには過度に分析的になり過ぎて、意思決定が遅れることもあります。
相手を知る方法
話をする中で、相手の特徴を見ながら、相手のコミュニケーションスタイルをイメージしていきましょう。
*正確に判断する必要はありません。
「なんとなく〇〇タイプかな?」くらいでOKです!
相手のコミュニケーションスタイルをイメージするためには、いくつかの観察ポイントがあります。
相手の言動や反応を観察することで、どのタイプに該当するかを推測することができます。
下記で、各タイプの特徴とそれを見極めるためのヒントを紹介します。
タイプ | 特徴 | 見極めるヒント |
目的達成 指示タイプ | 目標指向で結果を重視 迅速な意思決定 率直で直接的なコミュニケーション | 話が短く要点を突いているか? 明確な指示や目標を重視する発言が多いか? 他人に対して強い期待やプレッシャーを与えるか? |
楽しさ重視 感覚タイプ | 感情表現が豊かでエネルギッシュ 創造性が高い 社交的で話し好き | 身振り手振りが多く、感情を豊かに表現するか? 新しいアイデアや創造的な解決策を提案することが多いか? 話が長く、詳細に語ることが多いか? |
みんな仲良く 協調タイプ | 調和を重視し協力的 共感力が高い 親しみやすく聞き上手 | 他人の意見や感情に対して共感的であるか? 対立を避け、調和を重視する発言が多いか? 他人の話をよく聞き、理解しようと努めるか? |
緻密に積上げ 正確タイプ | 論理的で分析的 詳細な情報やデータを重視 慎重で客観的 | 事実やデータに基づいた発言が多いか? 問題を分析的かつ詳細に検討するか? 冷静で控えめなコミュニケーションを取るか? |
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