【転職活動】未経験から営業職に転職できる?営業の種類や向いている人、ジョブチェンジする方法を紹介
未経験なのですが、営業職を目指して転職活動をしています。
現実的に可能なのでしょうか?
はい!もちろん状況次第ですが、結論可能です。
私もかつて未経験から、営業職に転職しましたよ!
今回は、営業職の種類や営業に向いている人が持つ特徴、営業になるために必要なことを紹介していきますね!
- 未経験から営業職に就くためには、ポジティブマインドセット、業界知識の収集、自己PRの工夫などが必要となります。
- 営業活動の中で失敗することもあります。たとえ失敗しても、経験を糧にして前向きに進める力が成功の鍵となるでしょう。
営業職の種類
営業職にはさまざまな種類があり、それぞれに異なるスキルや特性が求められます。
以下に主な営業職の種類を紹介していきます。
誰に対して、何を、どのような方法で営業するか。
自分がどんな営業スタイルをしたいかイメージしながら見てみてください!
誰に営業するか?
法人営業(BtoB営業)
法人へのビジネスを対象とする営業です。
金額の大きい取引や中長期的な関係構築が重要になってくるのが特徴です。
より専門的な知識や交渉力が求められます。
個人営業(BtoC営業)
個人のお客様を対象とする営業です。
小売業や保険業などが含まれます。
コミュニケーション能力や対人スキルが特に重要です。
どのような契約状況のお客様に営業するか?
ルート営業
既に取引実績のあるお客様を対象とし、定期的に訪問して関係を維持・強化する営業です。新規開拓よりも、お客様の課題に深く入り込み、現状に即した提案をしていきます。
お客様にも気づかないような課題を見つけ、提案に繋げることもあります。
コンサルティングセールス
お客様の課題やニーズを深く理解し、最適なソリューションを提案する営業スタイルです。
より提案力が求められるため、高度な分析力と問題解決能力が必要です。
たとえば、お客様の経営層と対等に話し、事業にとって重要な提案をしている人もいます。
お客様に深く入り込み、伴走していきたいと思う人にはおすすめです!
新規開拓営業
新たに取引する顧客を見つけ出し、契約を獲得することを目的とする営業です。
積極的なアプローチとプレゼンテーション能力が求められます。
顧客ニーズを想定して、戦略的アプローチをしていくことが求められます。
ただ体力を使うだけではなく、戦略が重要です。
どのような方法で営業するか?
インサイドセールス(内勤営業)
主にオフィス内やリモート環境で、電話、メール、チャット、ビデオ会議などを通じてお客様とコミュニケーションを取り、営業活動を行う手法を指します。
メルマガ登録をされた見込みのお客様などに接点を取ります。
マーケティング要素も含んだ営業です。
フィールドセールス(外勤営業)
お客様のもとに直接出向いて営業活動を行うスタイルです。
直接的なコミュニケーションが求められます。
ZoomやTeamsなどのリモート商談も増えていますが、対面での商談が望まれる場合、移動が発生する可能性もあります。
何を営業するか?
業界によってさまざまですが、医療、不動産業界などは特徴的な部分もありますので、ここで紹介していきます。
何の商品、サービスを担当するかは、求人票に記載がありますのでチェックしてみてください!
MR
製薬会社などに所属し、医薬品や医療機器を医師や医療機関に紹介する営業です。
医療知識と倫理観が重要です。
不動産営業
不動産の売買や賃貸を仲介する営業です。
法律知識や交渉力が求められます。
業務を行う際に「宅地建物取引士(宅建)」(※)などの資格が必要になります。
(※)宅地建物取引士(宅建):不動産の売買や賃貸契約を結ぶ際に法定業務を実行するときに必要となる資格
セールスエンジニア
技術的な知識を活かして、お客様に対して製品やサービスの技術的な説明やサポートを行う営業です。
IT業界や製造業などでよく見られます。
※営業をすることもありますが、サポート的に営業に同行する役割の場合もあります。
営業に向いている人が持つ特徴
営業に向いている人が持つ特徴を複数上げていきますが、全て必要なわけではありません。
自分がどんな特徴を持っているか考えながら読んでみてください!
自分が持つ特徴を生かして営業するなら、どんな営業ができるかイメージしてみてくださいね。
コミュニケーション能力
営業において、コミュニケーション能力は重要です。
お客様のニーズを正確に理解し、それに応じた提案を行うためには、聴く力と話す力の両方が必要となります。
お客様の話をしっかりと聴き、相手が何を求めているのかを読み解きます。
お客様は「分かってくれている」と信頼感・安心感を寄せてくれるでしょう。
また、自社の商品やサービスの魅力を分かりやすく伝える力も重要です。
お客様に必要性を感じてもらうためには、相手の立場に立った解りやすいコミュニケーションが求められます。
積極的な行動力
営業には積極的な行動力が求められます。
新しいお客様を開拓するためにも、既存のお客様の課題を深堀する際にも、自ら行動を起こし、チャンスを見つけることが必要です。
待ちの姿勢ではなく、自分から積極的にアプローチし、お客様との接点を増やす努力が重要です。
行動力がある人は、多くの場面で機会を捉え、成果を上げることができます。
課題解決能力
営業において、お客様が直面する問題や課題を理解し、それに対する効果的な解決策を提案できる能力が必要です。
お客様の悩みやニーズを把握するためには、詳細なヒアリングと分析が必要です。
お客様から得られた情報をもとに、お客様に最適なソリューションを提供することが求められます。
当事者意識
お客様の課題を解決していくうえで、当事者意識を持つことはポイントです。
お客様の課題をより自分事化して考えることで、自分の仕事に対する責任感が強まります。
「もし自分が〇〇さんの立場だったら?」そう考えると、考えや行動が変わってくることもあります。
お客様は、営業のスタンスを驚くほど繊細にキャッチします。
ポジティブマインド
営業活動では、失敗も数多く経験することになるでしょう。
失敗にもめげずに、ポジティブな態度を持ち続けることが重要です!
たとえ失敗しても、すぐに気持ちを切り替えて次のチャンスに向けて行動できる人は、結果的に成功する可能性が高いです。
ポジティブなマインドは、自分自身のモチベーションを高めるだけでなく、周囲の人にもよい影響を与えます。
お客様に対しても明るく前向きな印象を与えることができ、信頼関係の構築に役立つことでしょう。
自己管理能力
営業職には、自己管理能力が求められます。
目標を達成するために、自らのスケジュールを効率的に管理し、優先順位をつけて行動することが必要です。
時間管理のスキルはもちろん、日々のタスクや進捗状況を把握し、計画的に業務を進める力が求められます。
また、自分でモチベーションを維持するための工夫も大切です。
営業活動は自由度が高い反面、自分で行動することができなければ、成果を出すことが難しくなります。
自己管理能力は、どの仕事にも応用できます!
早いうちに身に着けておくとよいおすすめスキルです。
人間関係の構築スキル
営業職において人間関係の構築スキルは重要です。
様々な背景やニーズを持つ人とコミュニケーションを取り、よりよい関係を築くことが求められます。
相手の立場に立って物事を考え、共感し、信頼を得ることができれば、成果につながりやすくなります。
また、お客様との長期的な関係を維持するためには、お客様が心地よく感じるタイミングでのフォローアップやアフターケアも欠かせません。
人間関係の構築スキルが高い人は、お客様からの信頼を得やすく、リピーターや紹介を通じて新たなビジネスチャンスを生み出すことができます。
人間関係の構築スキルが高い人は、多くの人から愛され、人の輪がどんどん広がっていきます。
Win-Winを生み出す交渉力
営業職には交渉力が求められます。
取引条件や価格の調整など、お客様との交渉が行われるため、相手の立場を理解しつつ、自社の利益も考えたバランスを取る能力が必要です。
交渉力がある人は、関係者全員にメリットがあるWin-Winのポイントを見つけ出し、双方が満足する結果を導き出すことができます。
営業職に転職するため持つべきスタンス
ポジティブなマインドセット
ポジティブマインドセットが、一番大切です!
営業はチャレンジングな仕事であり、時には挫折することもあるでしょう。
ポジティブマインドを持ち続け、困難に直面しても前向きに取り組む姿勢が成功の鍵となります。
ポジティブな思考は、自分自身のモチベーションを高めるだけでなく、周囲にもよい影響を与え、ポジティブな輪が広がっていきます!
前向きにチャレンジしていると、誰かが見ていて、声をかけてくれます。
そこからともなくチャンスが舞い込んでくるときもあります!
諦めないことが何よりも大切です!
ポジティブマインドについてはこちらもおすすめです!
お客様視点の理解
お客様の視点を持つことが、営業活動の成功に不可欠です。
お客様のニーズや課題を理解し、それに応じた提案を行うためには、お客様の立場に立って考える力が必要です。
自分が転職したい業界のテーマを仮に想像して、お客様のニーズや課題を想像していきましょう。
これを考えられることは、面接にも生きていきます!
営業職のキャリアパスはこちらも参考になります。
後悔しない転職にするために応募前にすべきこと
未経験から転職すると、分からないことも多いです。
事前にあらゆる角度から情報収集を行いましょう。
適切な業界選び
営業職といっても、業界によって求められる知識やスキルは異なります。
自分の経験や興味がより生かしやすい業界や未経験者でも入りやすい業界を選ぶことで、採用される確率が高まります。
伸びが大きい業界だと、未経験採用も活発である可能性が高いです。
業界や製品・サービスの知識を学ぶ
営業職に就くためには、自社の業界や取り扱う製品・サービスについての知識を身につけることが重要です。
業界のトレンドや競合他社の動向、製品の特長や利点を理解しておくことで、自分が行きたい場所の優先順位をつけていくこともできます。
また、面接対策にもつながるでしょう。
興味があったら、実際に製品やサービスを使ってみるのもおすすめです!
企業の採用基準を理解する
企業が求める人材像や採用基準を理解しましょう。
企業のウェブサイトや求人情報などから情報を収集することができます。
自分に合っていそうか、自分の強みや経験がどのようにマッチしていそうかを考えていきます。
選考で自分をアピールするためすべきこと
アピールできる経験を洗い出す
未経験者である場合、今までの職歴や経験で得たスキルや強みをアピールすることが重要です。
コミュニケーション能力、プレゼンテーションスキル、問題解決能力、リーダーシップなど、営業職に役立つ汎用的なスキルを強調しましょう。
面接対策
面接対策はしっかりすべきです!
面接では、自分が営業職に向いている理由を説明できるように準備しましょう。
自分の強みや過去の経験をもとに、具体的なエピソードを交えて話すとよいでしょう。
コミュニケーションをスムーズに行う対策
営業においてコミュニケーションスキルは重要です。
面接でコミュニケーションスキルをアピールできるように、想定される質問はあらかじめ回答を考え、何度も練習しておくとよいでしょう。
面接は予想以上に緊張します。
頭が真っ白になったときでも、何とか話せるように、頭に話す内容を記憶させておくと安心です。
未経験ポジションの面接で聞かれやすい内容はこちらも参考に。
営業スキルを高めるためにすべきこと
独自学習を行う
営業に必要な知識やスキルを独自に学ぶことも大切です。
営業に関する書籍や研修などを活用し、基礎知識を身につけておくと、面接時や実際に営業を行う際に助けになります。
営業の基本的なプロセスをある程度把握すると、業務のイメージも湧くのでおすすめです。
ロールプレイングの実施
実際の営業シーンを想定したロールプレイングを行うことで、実践的なスキルを磨くことができます。
友人や同僚と練習し、フィードバックをもらいながら改善点を見つけましょう。
これにより、実際の営業場面での対応力が向上します。
メンターを見つける
経験豊富な営業経験者が近くにいる場合、メンターになってもらうとよいでしょう。
経験者の立場から、貴重なアドバイスやサポートを受けることができます。
- 未経験から営業職に就くためには、ポジティブマインドセット、業界知識の収集、自己PRの工夫などが必要となります。
- 営業活動の中で失敗することもあります。たとえ失敗しても、経験を糧にして前向きに進める力が成功の鍵となるでしょう。