2024.07.25

「思いがけない異動でやる気をなくしてしまった……」ー人事異動がつらいと感じる理由や対処法を紹介

takemiyuki20@gmail.com

モヤモヤちゃん

思いがけない異動でやる気なくしてしまいました……。
低空飛行の状況から立ち直るためにはどうすればよいでしょうか？

かに

急な異動は驚きですね……。
今回は、思いがけない異動でやる気をなくしてしまう原因や対処法をお伝えしていきます。

point

思いがけない異動にやる気をなくしてしまう原因として、予期しない変化に対するストレス、キャリア計画の崩れ、新しい役割や環境への不安などが挙げられます。
やる気をなくしてしまったときにすべきことには、小さな目標設定、ストレス管理、環境の見直しなどです。
これらの方法を試してもやる気が回復しない場合、専門的な助けを求めたり、根本的なキャリアを見直したりなどをしていくことも検討が必要です。

この記事の目次

思いがけない異動でやる気をなくしてしまう原因
やる気をなくしてしまったときにすべきこと
あらゆる手を打ってもやる気がないときは？

思いがけない異動でやる気をなくしてしまう原因

予期しない変化に対するストレス

突然の異動は、ルーティンが急に崩れることにより、大きなストレスを引き起こします。

人は慣れた日常を好み、変化を避けようとする傾向があります。
慣れている日々の業務や生活リズムから、突如として新しい環境に適応しなければならない状況は、精神的な負担となるのです。
さらに、異動という予期しない変化による揺らぎは、自分のコントロール外にあることが多く、不安やストレスをさらに感じやすくします。

ストレスはモチベーションの低下に直結し、やる気をなくす一因となります。

キャリア計画の崩れ

自分のキャリアプランに対して、思いがけない異動は大きなマイナスとなることがあります。

自分の将来のビジョンを持ち、それに向けたキャリアステップを計画していた場合、異動によってその計画が変更を余儀なくされると、強い不満や失望を感じることがあります。

特に、異動先の役割や職務が自分のスキルや目指すキャリアに合わない場合、その影響は深刻です。
自分のキャリアに対する不安がどんどん募っていくでしょう。

かに

思いがけない異動と自分の目指すキャリアが合わない理由で、転職を決めたケースも多く見てきました。

上司に自分のキャリアの方向性を伝え、交渉していくとよいでしょう。

また、これからも自分のキャリアビジョンがある場合は、適宜企業側とすり合わせていくことが重要です。

新しい役割や人間関係への不安

新しい役割や環境への慣れていくことに対する不安は、やる気を低下させる大きな要因です。

特に、異動先の職務内容が自分の経験やスキルと大きく異なる場合、「自分でできるのか」「自分がやるべきなのか」などの不安が募り、自信を失っていく可能性があります。

また、新しい環境での人間関係構築に対する不安も無視できません。

新しい職場で周囲のメンバーに受け入れられるか、期待に応えられるかなどのプレッシャーが、精神的な負担となります。

このような不安が蓄積すると、ストレスが増し、結果としてやる気が失われることが多いでしょう。

ワークライフバランスの崩れ

異動によって通勤時間が大幅に増えたり、新しい職場が多忙である場合、ワークライフバランスが崩れることがあります。

仕事に使う時間が増えると、日々の自由時間を減少させ、自分の時間や家族や友人との時間を持つことが難しくなる原因となります。

また、異動先での業務量や労働時間が過剰である場合、心身の健康に影響を与えることがあります。

このような環境変化は、ストレスの増加とともに仕事に対する意欲を低下させるでしょう。

目的の再設定ができていない

今までの業務を目的をもって頑張ってきた人は特に、新しい環境になって目的がリセットされてしまうと、モチベーションが下がることがあります。
仕事自体に対する目的意識を見失うこともあるでしょう。

また、新しい職場での評価基準や期待されることが不明確な場合は、仕事に対するやる気を大幅に削ぐ原因となります。

やる気をなくしてしまったときにすべきこと

やる気をなくした原因を洗い出し、小さな目標を決める

やる気をなくした原因を洗い出すことから始めましょう。
具体的に何がやる気をなくさせているのかを明確にすることで、対策を考えやすくなります。

次に、現実的で達成できそうな目標を設定します。
短期と長期のどちらも作っておくとよいでしょう。

また、日常的に達成できる些細な目標も設定することで、小さな成功体験を積み重ねることもできます。
達成感を感じやすくなり、モチベーションが徐々に回復してくる可能性もあるのでおすすめです！

合わせて読みたい

【自己肯定感を高める方法】小さな成功体験で自信がつく理由と具体的やり方を紹介

ストレス管理を見直す

ストレスがやる気を削ぐ大きな要因であることが多いため、ストレス管理の方法を取り入れることが重要です。
現在取り入れている人も、見なおしてみましょう。

運動やリラックス方法、趣味に時間を割くなど、リフレッシュできる時間を意識的に作ることが有効です。

適度な休息を取ることも忘れずに、疲れた心身を癒していきましょう。

リラックス方法はこちらもおすすめです！

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ルーティンを見直す

新しい環境になり、今までの習慣が崩れた中で、いち早くルーティンを見直し、新しい習慣を整えていくことが重要です。

仕事以外も取り入れ、バランスの取れたライフスタイルにしていきましょう。

家族や友人との時間も大切にし、趣味などにも時間を割くことが、全体的な幸福感を高めます。

バランスの取れた生活は、仕事に対する前向きな姿勢を維持する助けにもなります！

かに

新しい習慣をつくるにあたって、短期的幸福だけではなく、長期的な幸福も考えた中でつくっていくとよいでしょう。

たとえば、今は仕事で頑張るタイミングの場合、余暇の時間を少なくして仕事に回す場合もあります。

モチベーションを高める要素を取り入れる

頑張っている友人に会ったりやオンラインセミナーに参加したり、YouTubeやポッドキャストを聞いたり、自分にとってモチベーションを高めるものを取り入れましょう。

新しい環境になり、モチベーションの維持が難しくなりがちです。
そのようなときに、支えとなるものが身近にあるだけでも、心の持ちようがだいぶ変わってくるでしょう。

かに

自分を応援してくれるようなものを身の回りに置いておくこともおすすめです！

かには、同士である友達とおそろいのジュエリーを毎日身に着けていました！

休暇を取る

時には、完全にリフレッシュするために休暇を取ることが必要です。
新しい環境は、想像以上に疲れる可能性が高いです。

数日間の休みを取って、日常の仕事から離れることで、心身をリセットできます。

旅行や趣味に没頭するなど、仕事とは異なる活動に時間を使うことで、帰ってきたときに新たな視点とエネルギーを持って取り組むこともできるのでおすすめです。

職場環境や作業スペースの雰囲気を変える

職場環境や作業スペースの雰囲気を変えるも有効でしょう。

デスク周りを整理整頓することで、気持ちがリフレッシュされ、生産性が向上することがあります。

また、照明や椅子、マウスや筆記用具などをお気に入りのものに変えることで、環境からモチベーションを上げていくことができます。

職場のメンバーと積極的にコミュニケーションをとる

職場のメンバーとコミュニケーションを積極的に取ることも重要です。

定期的にコミュニケーションを取り、自分の状況や感じていることを共有しましょう。

また、アドバイスを聞くことで、新しい視点や解決策を見つけることもできます。

コミュニケーションを通じて、サポートを得たり、チームとしての一体感を感じることができたりすることで、モチベーションが上がる可能性があります。

ポジティブな自分との対話をする

ポジティブな自分との対話をすることで、モチベーションを高めることもできるでしょう。

ネガティブな言葉で自分をいじめることをやめ、ポジティブな言葉で自分を励ますように心がけていきます。

たとえば「今日はうまくいかなかったけれど、次は大丈夫」といった前向きな言葉を使うことで、自己肯定感が高まり、やる気が戻ってきます。

また、日々の小さなハッピーを見つけて感謝の気持ちを持つことで、前向きな気持ちを保つこともできます。

前向きな言葉はこちらも参考に！

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あらゆる手を打ってもやる気がないときは？

あらゆる方法を試してもやる気が回復しない場合、根本的な問題があるかもしれません。
そのような場合に検討した方がよいことを紹介します。

カウンセリングやコーチングなど専門的な助けを求める

カウンセリングやコーチング

専門家の助けを求めることが重要です。
カウンセラーやメンタルヘルスの専門家、ライフコーチに相談することで、根本的な問題に対処し、適切なサポートを受けることができます。
専門家は、ストレスや不安、燃え尽き症候群（※）などの症状を評価し、適切な治療や対策を提案してくれます。

（※）燃え尽き症候群については、こちらも参考に。

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「20代後半、仕事に無気力です……」ーやる気が出ない燃え尽き症候群とは？対処法を紹介！

専門機関の受診

やる気の低下が長期間続く場合、身体的な健康問題の可能性も考えられます。
適切な診断を受けることで、治療を受けることもできるでしょう。
特に、睡眠障害や慢性的な疲労感が伴う場合は、早めの受診がおすすめです。

根本的なキャリアの見直し

キャリアカウンセリング

キャリアカウンセリングを受けることで、現在の仕事が自分に合っているかどうかを見直すことができます。
方向性を再確認し、フラットな視点でキャリアを考えることが重要です。
専門のキャリアカウンセラーと一緒に、自分の強みや興味、価値観を明確にすることで、より納得のいく方向性を見つける手助けとなります。