仕事は「誰と働くか」も大切【仕事のモチベーション】
仕事をするうえで「どんな仕事をするか」や「どのように働くか」ということももちろん大切ですが、
それと同じくらい「誰と働くか」という観点も非常に大切です。
なぜなら、一緒に働く人は働き方やモチベーションに大きく関わるからです。
今回は「誰と働くか」がなぜ大切なのか、そのメリットや「誰と働くか」をより理想に近づけるためのポイントについて体験談も含めて紹介していきます。
「誰と働くか」が重要な理由
まず、「誰と働くか」が重要な理由について考えてみましょう。
人間関係は、幸福度に大きな影響を与えます。
私は最初のころ、仕事の人間関係を軽視していました。
「仕事をするわけで、人とのおしゃべりを楽しむわけではない」
と思っていたからです。
ですが、実際そんなことはなかったのです。
仕事の人間関係は、自分が想像する以上に大切なものでした。
なぜなら、仕事の場で出会う人たちは長い時間をともに過ごし、お互いに影響し合うからです。
「仕事は仕事」と割り切っていても、実際に人間関係がうまくいっているかは仕事の成果にダイレクトに影響していたりで、割り切れるものではありません。
ともに働く人が、成長のきっかけをもたらしてくれることも多いです。
また、もし職場でいい関係が築けていれば、日々の業務もポジティブなものになり、逆に関係が悪ければ業務がストレスフルに感じられることもあります。
つまり、仕事の状況がプライベートを含めた自分の生活にも影響していくのです。
私は実体験をもって、誰と一緒に働くかや職場の人間関係の重要性を感じています。
下記で、具体的なメリットを挙げていきます。
「誰と働くか」をこだわるメリット
「誰と働くか」を大切にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
具体的に紹介していきます。
仕事が充実する
一緒に働くメンバーがポジティブだったりネルギッシュであれば、自分自身も自然とプラスの気持ちになり、モチベーションが高まります。
逆に、不満や愚痴ばかり言っている場合、気持ちが引きずられてしまい、モチベーションが下がりやすくなります。
私も経験があります。
周囲が「やる気が出ない」「仕事行きたくない」などの愚痴ばかり言っている状態だと、自分も引っ張られてしました。
もちろん、愚痴や弱音を言い合える関係は大切ですし、私自身も聞いてもらうことはあります。
ですが、ずっとそれでは前向きな気持ちになれません。
また、一緒に働くメンバーとよい人間関係が築かれていると、仕事自体が楽しくなります。
どんなにハードな仕事でも、「信頼できる仲間と一緒なら!」と感じることもできます。
私自身も、大変な仕事のときにメンバーとともに乗り越えた経験があり、そのときの経験は一生忘れられない思い出になっています。
目指す人の行動や考え方をマネしやすい
人はともに過ごす人の影響を受けやすいです。
その特徴を活かし、自分が目指す人と一緒に働くことは、自分を大きく成長させるきっかけになります。
目指す人の行動や考え方を近くにいながらリアルに学べることで、自分の視野が広がり、価値観やスキルが磨かれるのです。
たとえば、尊敬する上司のリーダーシップや、同僚の問題解決力を目の当たりにすることで、「自分もこうなりたい」と感じ、積極的に挑戦する意欲が生まれます。
近くで見られる環境があると、具体的に何が起きたときにどのような行動を取っているか、詳細に知ることができます。
また、近くにいればそのような人からアドバイスをもらうこともできるでしょう。
目指す人の存在は、単なる刺激にとどまらず、自分自身の働き方やキャリアの方向性にもよい影響を与えてくれます。
私自身も、目指す人を決めて、意図的にその人の近くで仕事をしていたりしました。
横で仕事をする姿を見ていると、何にこだわりを持ち、どのように会話をしているのかまで学べてしまうのです。
まさに生きた学びですよね。
定期的にミーティングもお願いして、その人の価値観を聞いたり、自分が今向き合っている仕事にアドバイスをもらったりしていました。
全て行動に落としこめるので、一気に成長できておすすめです!
ストレスの軽減
仕事をしていると、忙しさやプレッシャーでストレスを感じることが避けられません。
ですが、信頼できる仲間や理解ある上司がいることで、ストレスが緩和されます。
たとえば、私は責任の大きなプロジェクトリーダーを担うことになったときに、一緒に乗り越えてくれるメンバーにかなり支えられました。
プロジェクト開始時は「頑張ろう!」と前向きな気持ちでスタートできましたが、現実的に進んでいくにしたがって問題も起きました。
そんなときに、メンバーが相談に乗ってくれたり、一緒に試行錯誤してくれたのです。
不安が軽くなり、落ち着いて向き合うことができ、非常に助かりました。
関係性ができていれば、問題があっても相談しやすくなり、孤独感や不安感に襲われることも少なくなり、ポジティブで仕事に向き合える時間が増えるでしょう。
「誰と働くか」をより理想に近づけるためのポイント
「誰と働くか」をより理想に近づけるためのポイントを紹介していきます。
今一緒に働いている人との関係性をよりよくしていく
「誰と働くか」をより理想に近づけるためには、今一緒に働いている人との関係性をよりよくしていくことも大切です。
関係性をよりよくしていくために、自分から働きかけていくこともできるのです。
よりよい人間関係を築くためには、まず積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。
日々の小さな会話でも積み重ねで効果が出るので、あいさつなどからでも声をかけてみてください。
小さなきっかけで会話が広がり、少しずつ相手のことを知ることでお互いに理解が深まっていきます。
信頼関係を築いていくことで、自分の考えを伝えやすくもなっていくでしょう。
コミュニケーションでは、相手の価値観への尊重と、時間を取ってくださることへの感謝の気持ちを大切にするとよいです。
なんとなく過ごしていると相手への配慮が忘れがちになるので、私は自分の振り返りのタイミングなどに「相手へコミュニケーションの配慮ができているか」も振り返っています。
下記の記事にコミュニケーションがうまい人の共通点を紹介しています!
ぜひ参考にご覧ください。
自分が尊敬する人の近くに行く(環境を変える)
「誰と働くか」をより理想に近づけるために、尊敬する人の近くに行くことや環境を変えることも非常に大切です。
尊敬する人の仕事への姿勢やアプローチを直接学べる環境に身を置くことで、自分の成長につながります。
さらに、人は身近な人の影響を受けやすく、自分の価値観も自然と磨かれていきます。
今の職場では、参考になる人がいない!という場合……
たとえば、社内異動やプロジェクトの参加を通じて、新しい方々と一緒に働く機会を得る方法があります。
また、直接一緒に働く環境でなくても、社内で定期的に学びや交流ができる機会を増やすのも有効です。
今の職場で働きながら外部のセミナーや勉強会に参加することで、尊敬する人と接点を作ることも可能です。
転職を考える場合は、ただ憧れの人がいるという理由だけでなく、自分のキャリアにとってよい環境かどうかを慎重に見極めることも大切です。
転職を視野に入れている場合は、下記の記事に転職活動の全体像を紹介していますのでぜひ参考になさってください!
さいごに
仕事を充実させるためには、「何をするか」も大切ですが、それと同じくらい「誰と働くか」も重要です。
特に人間関係を大切にしていたり、人から影響を受けやすい人は、しっかり気にしていった方がよいでしょう。
私も仕事をしていく中で大切さに気付いたので、そのあとは自分から多くの人に接点を取って、目指したい人を見つけたり、社内のメンバーとの関係性をよくしたりしていきました。
小さな行動の積み重ねで、どんどん状況が変わっていくので、少しずつでもトライしていくことをおすすめします!
ともに、仕事の充実感を上げていきましょう!