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【転職活動】適職の見つけ方・自分のWILLを探すセルフコーチングの観点

takemiyuki20@gmail.com
モヤモヤちゃん
モヤモヤちゃん

「自分のやりたいことを見つける」「向いてる仕事をする」って色んなところで見るけど、自分にそんなものないと思ってしまいます。
適職ってなんでしょうか?

かに
かに

今回は、適職とは何かや適職を探すときの注意点・持つべき視点を紹介していきますね!

この記事の目次
  1. 自分の適職が分からないとき……
  2. 適職を探すうえでの注意点
  3. 適職を探すときにもちたい視点

自分の適職が分からないとき……

そもそも、自分に向いている仕事って何でしょう?
選択肢が山のようにある中でどうやって見つけていけばいいのか、とても悩みますよね。

現時点で、明確に「合っている」と思える仕事が分からない状態でも思い悩む必要はありません。
むしろ天職だと確信を持てる人の方が少ないでしょう。

では、どうやって自分に合っている仕事を見つけていけばよいのでしょうか?

「自分の中」に適職探しのヒントあり

適職探しのヒントは自分の中にあります。

過去の経験・価値観・興味関心……などなど。
ぜひ、外の選択肢を見に行く前に、自分の中を振り返ってみましょう。

適職探しのヒントが自分の中にある理由

適職探しのヒントが自分の中にある理由は、過去の1つ1つの決断が自分の価値観や強みや興味関心などを反映しているからです。

ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、人は1日に3万5,000回もの決断をしていると考えられています。

それだけの決断を毎日のように繰り返し、今があります。
決断の過程を振り返ることで、自分というものが何なのかが見えてくるのです。

適職がごきげんに働く近道

自分がいつもしているようなこと近い仕事は、心地よくスムーズにできる可能性が高いです。

つまり、普段の自分っぽい仕事を「適職」と呼びます。
そして、「適職」はごきげんに働く近道と言えるでしょう。

適職を探すうえでの注意点

適職を探すうえでの注意点2つを下記で紹介していきます!

  • 人の成功や意見に流されない
  • 自分のものの見方の特徴に流されない

人の成功や意見に流されない

適職は人それぞれ異なります。
そのため、適職を探すうえで、周囲の意見や成功体験に左右されすぎないことが大切です。

もちろん、周囲の意見は参考になることもありますが、最後は自分に立ち返ることを忘れずに様々な意見を取り入れるようにしましょう。

特に、他者の期待に応えるために自分の意志を曲げると、長期的には不満や後悔を感じることがあります。
自分を信じ、自己分析をしっかりと行い、自分に合ったキャリアパスを選ぶことが大切です。

最終的には、自分がどの職業で幸せを感じるか、どの環境で最も成長できるかを自分自身で判断することが、満足度の高いキャリア形成につながります。

人の成功や意見に惑わされるありがち事例

人の成功や意見に惑わされる事例はよくあります。
いくつかの典型的なケースとその影響を説明します。

他者の成功ストーリーを盲目的に信じる

  • 事例: 他者が成功した事例やストーリーをそのまま信じて、自分も同じ方法で成功するだろうと考えることがあります。たとえば、特定の成功した友人の話を聞いて、同じ職種に転職することです。
  • 影響: 成功した事例の背景には多くの要素があり、状況や特徴が他者と自分とでは異なるため、単純に同じ方法を試すことが必ずしも成功につながるわけではありません。

他者の意見をすべて受け入れる

  • 事例: 友人や家族からのアドバイスを鵜呑みにし、自分の価値観や興味を見ずに進む方向を決めることがあります。
  • 影響: 他者の意見が自分に合わない場合、キャリアや仕事に対する不満やストレスが増加する可能性があります。自分の価値観や興味を無視することで、長期的な満足感を得られにいくいでしょう。

流行に流される

  • 事例: 人気のある職業やトレンドに影響されて、流行に乗るために興味のない分野に進むことがあります。たとえば、自分は興味がなくても流行しているからといって、その道に進むことです。
  • 影響: 流行に流されると、自分の本当の興味や強みを無視してしまい、長期的には満足感を得られなくなる可能性があります。

同僚や友人と比較する

  • 事例: 近くにいる同僚や友人と自分を比較し、周囲の人の成功を基準に自分の進路を決めることがあります。
  • 影響: 他者と自分の状況や目標は異なるため、比較することで不安や劣等感を感じることがあります。自分の目標に合った道を歩むことが重要です。

親や社会の期待に応える

  • 事例: 親や社会からの期待に応えるために、自分の興味や希望を犠牲にして、期待されたキャリアパスを選ぶことがあります。
  • 影響: 他者の期待に応えるために自分の本当の興味や満足感を犠牲にすると、長期的には精神的なストレスを引き起こす可能性があります。自分の価値観や幸せを大切にすることが重要です。

自分のものの見方の特徴に流されない

適職を探す際に、自分のものの見方の特徴を意識すると、フラットなものの見方ができるようになります。

特に下記で紹介するような心理面の特徴を持っている場合、その前提を理解し対処することで、適職探しをより効果的に進めることができます。

特に意識したいものの見方の特徴例

自分を過小評価しすぎる

  • 影響: 自分の能力や価値を過小評価することは、キャリアの選択肢を狭めたり、自分に合った職業の機会を逃す原因になります。過小評価は、自信がなかったり過去の失敗から来ることが多いでしょう。
  • 対策: 自分の強みや経験を客観的に見つめ直すことで改善できます。また、信頼できる人からのフィードバックを受けることで、自己評価を見直す手助けになります。

変化への恐れ

  • 影響: 変化に対する恐れは、新しい職業や環境に挑戦する際の壁となります。この恐れは、未知の状況に対する不安や自分が失敗するのではないかという心配から生じることが多いです。
  • 対策: 変化を受け入れるためには、変化がもたらす可能性やメリットに焦点を当てることが効果的です。小さな変化から始めて徐々に慣れていくことで、大きな変化に対する抵抗を減らすことができます。

失敗への恐れ

  • 影響: 失敗を恐れるあまり、新しい挑戦やリスクを避ける傾向があります。この恐れが強すぎると、機会を逃したり自己成長のチャンスを失うことがあります。
  • 対策: 失敗を学びの機会として捉えることで恐れを軽減できます。また、リスクを最小限にするために、準備や計画をしっかり行うことも大切でしょう。

適職を探すときにもちたい視点

適職を探すときにもちたい視点3つを下記で紹介していきます!

  • 理想と現実のバランスをもつ
  • 短期・中長期的視点の両方をもつ
  • 論理と感情の両方をもつ

理想と現実のバランスをもつ

理想と現実のバランスを取ることは、適職探しにおいて重要です。

理想の職業や働き方に対するビジョンは大切ですが、現実的な制約や状況も考慮する必要があります。
バランスを意識することで、無理なく着実に理想のキャリアに近づくことができます

理想と現実のバランスをもつ事例

下記で具体的な事例を挙げ、どのように理想と現実のバランスを取ったかを紹介します。

理想: 高い役職でのリーダーシップ現実: 現時点では経験が不足している

Aさんは将来的に企業のマネージャーとしてリーダーシップを発揮したいと考えていました。

しかし、現在のスキルや経験が不足していることを認識し、まずはチームのリーダーとしての経験を積めるポジションを選ぶことに決めました。

リーダーシップスキルを磨くための研修やプロジェクトも経験し、キャリアを積んでから目標とする高い役職を目指したのです。

理想: クリエイティブな職場での自由な働き方現実: 安定した収入が必要

ジャーナリストとして自由に記事を書きたかったBさん。

理想としては自由なクリエイティブな仕事を希望していましたが、現実的な収入面での不安がありました。

そこで、まずはフリーランスのライターとして副業を始め、収入が安定してから本業としてフリーランスの道を選ぶことに決めました。

また、安定収入を得るために、まずは企業内でライティングを行うポジションを選び、経験を積んでいったのです。

理想: 国際的なキャリアでグローバルに活躍現実: 語学スキルや国際経験が不足している

Cさんは国際的な仕事を希望していましたが、語学スキルや国際経験が不足していることに気づきました。

そこで、まずは国内の関連業界で経験を積み、語学力を向上させるための学習開始。

次に、国際的なプロジェクトや仕事の機会を通じて経験を積み、段階的に国際的なキャリアにシフトしていきました。

短期・中長期的視点の両方をもつ

適職を考える際に、短期的視点と中長期的視点を両方持つことが重要です。

短期的視点では、今すぐのやりたいこと、収入や生活の安定、スキルアップなどを考慮します。
一方、中長期的視点は、将来的なキャリアパスや自己成長、ライフプラン全体を見据えた選択を促します。

2つの視点をバランスよくもつことで、現在のニーズを満たしながら、将来的な目標や夢に向かって着実に進むことができます
これにより、持続可能で満足度の高いキャリア形成が可能になります。

短期・中長期的視点の両方をもつ事例

下記、短期的視点と中長期的視点を取り入れた具体的な事例を紹介します。

短期: 現職のスキルを活かした転職 / 中長期: 業界内での専門家としての地位確立

Aさんは、短期的には現在のスキルを求める求人に応募し、転職活動を通じて新しい職場に移ることにしました。

中長期的には、転職先の業界で専門家としての地位を確立することを目指しています。
新しい職場には、専門家としてキャリアパスを伸ばせる道があり、そこが決め手となり転職を決意。

さらに、業界のトレンドに敏感になり、自分の専門性を深める努力をしました。

短期: 網羅的に経験し自分の適職を探す / 中長期: スペシャリストとしての地位確立

Bさんは、自分の適職を見つけるために、短期的には広く業務を経験できるポジションで入社しました。

一方で、中長期的には、特定の分野でスペシャリストとしての地位を確立することを目指しています。

そのため、社内でのキャリアや転職情報も定期的に収集しつつ、数年後に狭く深く業務を行うポジションにキャリアをシフトさせたいと模索中です。

短期: 業務を効率化し成果を多くあげる / 中長期: 業界の変革に貢献

Cさんは、短期的に現在の業務の効率化や改善に取り組み、成果を上げることを目指しました。

中長期的には、コンサルティング活動を通じて、業界全体に貢献するビジョンを持っています。

そのため、現職で多くの成果を生み出せたのを武器に、コンサルティング業界にキャリアアップの転職をしました。

論理と感情の両方をもつ

適職を考える際に、論理と感情の両方をもつことも大切です。

論理的なアプローチでは、自分のスキルや経験、市場の需要、収入など、客観的なデータや情報をもとに判断します。
これにより、自分の能力に見合った職業を見つけやすく、現実的なキャリアプランを立てることができます。

一方、感情的なアプローチは、自分が本当にやりたいことや情熱を感じることを重視します。
これにより、仕事に対するモチベーションや満足感を高め、長期的に充実したキャリアを築くことができます。

論理だけに偏ると、興味や情熱が感じられない仕事を選ぶリスクがあり、感情だけに頼ると現実的な問題に直面する可能性があります。

論理と感情をバランスよく考慮することで、自分にとって理想的かつ実現可能な職業を見つけることができ、長期的な成功と満足感を得られるでしょう。

論理と感情の両方をもつ事例

下記で、論理と感情の両方をバランスよく取り入れた事例を紹介します。

スキルマッチと職場環境の調和

  • 論理的視点: Aさんは、転職先を探す際に、自分の専門スキルや経験が最もいかせる職種や業界を論理的に分析しました。
    具体的には、自分のスキルセットが求められる求人やポジションをリストアップし、給与、福利厚生、昇進の機会などの具体的な条件を比較したのです。
  • 感情的視点: 同時に、Aさんは職場の雰囲気や企業文化にも注目!
    面接や会社訪問の際に、職場の人間関係や仕事の進め方、企業の価値観が自分の価値観と合うかどうかを感情的に見ていきました。
    自分が心地よく、やりがいを感じられる環境かどうかを重視しました。

給与の現実性と仕事の充実感

  • 論理的視点: Bさんは転職活動の際に、現実的な給与や待遇を重視しました。
    給与が現職と比較してどの程度向上するか、福利厚生やボーナスなどの条件が自分の生活にどのように影響するかを論理的に計算したのです。
  • 感情的視点: 一方で、Bさんは新しい仕事が自分のキャリアの夢や目標にどの程度合致するか、仕事の内容や役割に対する興味や情熱を感じるかどうかも考慮しました。

業務内容と価値観

  • 論理的視点: Cさんは、転職先の業務内容が自分のスキルと経験にどれだけマッチするかを意識して検討しました。
    具体的には、業務のタスクやプロジェクトが自分の専門知識や経験にどの程度マッチするかを面接内で確認していったのです。
  • 感情的視点: Cさんは、転職先の企業のビジョンやミッションが自分の価値観と一致するかどうかも大切にしていました。
    そのため、面接内で企業文化についての会話もし、すり合わせを行いました。

転職先の成長可能性と自分の情熱

  • 論理的視点: Dさんは、転職先の会社の市場でのポジションや将来的な成長性を論理的に分析しました。
    会社の財務状況や業界トレンド、競合との比較を行い、安定性と成長の可能性を検討しました。
  • 感情的視点: Dさんはまた、会社のやっていることに対して自分が情熱を注いでいけるかも考慮しました。

具体的な自己分析の方法はこちら↓


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一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ
“3か月でごきげんに働くわたしになれる”
がんばりやさんがごきげんに働く道のりを紹介する
「かにちゃんのごきげんジョブチャンネル」を運営

【経歴】
・人事系研究員(専門:20~30代の職場活躍・職場コミュニケーション実践)
・大手転職エージェント(企業向け採用コンサルティング・求職者向け転職アドバイス)
・個人向けコーチング・カウンセリングの提供

美味しいごはんと温泉が好き
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